「降水量」と「降雨量」はほぼ同じような意味を連想させる混同しやすい二つの言葉ですが、「降水量」と「降雨量」の意味・使い方の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「降水量」と「降雨量」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。
「降水量」とは?
「降水量(こうすいりょう)」という言葉は、「雨量計で測定される雨・雪・霰(あられ)・雹(ひょう)・霜(しも)などをすべて水に換算して、その場に積もったと仮定した時の水の深さ・量(mm単位で表示)」を意味しています。
「降雨量」とは?
「降雨量(こううりょう)」という言葉は、「雨量計で測定される雨だけが降ってその場に積もったと仮定した時の水の深さ・量(mm単位で表示)」を意味しています。
「雨だけの量」を測定したものが「降雨量」であり、「雪だけの量(雪を水に換算した量)」を測定したものが「降雪量(こうせつりょう)」と呼ばれます。
また積もった雪の深さそのものを表すのは、「降雪量」ではなく「積雪量・積雪深(せきせつしん)」となります。
「降水量」と「降雨量」の違い!
「降水量」と「降雨量」の違いを、分かりやすく解説します。
「降水量」というのは、「雨だけではなく、雪・霰・雹・霜などをすべて水に換算して雨量計で測定される水の深さ・量(mm単位)」を意味しています。
それに対して、「降雨量」は「雨だけを対象として雨量計で測定される水の深さ・量(mm単位)」のことを意味しているという違いがあるのです。
「降水量」と「降雨量」の違いは、「雨以外の水になる雪や雹なども含むのか」というポイントにあります。
「雨量計で雨が降り積もった量だけを測定したもの」を「降雨量」と呼び、「雨以外の雪・雹・霰なども含んだ量を測定したもの」を「降水量」と呼んでいるのです。
まとめ
「降水量」と「降雨量」の意味の違いを詳細に解説しましたが、いかがだったでしょうか?
「降水量」という言葉は、「雨量計で測定される、雨・雪・霰・雹・霜などをすべて水に換算してその場に積もったと仮定する深さ・量(mm単位)」を意味しています。
それに対して、「降雨量」というのは「雨量計で測定される、雨だけが降ってその場に積もったと仮定する深さ・量(mm単位)」の意味を持っています。
「降水量」と「降雨量」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。