「複雑」と「ややこしい」の違いとは?分かりやすく解釈

「複雑」と「ややこしい」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「複雑」「ややこしい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「複雑」とは?

「複雑」とは?

「複雑」とは物の構造、物事の関係性などが、込み入っていてわかりにくいこと、難しいことを言います。

「嬉しいような悲しいような複雑な気持ち」「あの家は色々と複雑な事情がある」「複雑な顔をしていた」などと使います。

「ややこしい」とは?

「ややこしい」とは?

「ややこしい」とは、込み入っていてわかりにくい、面倒であるといった気持ちを表す言葉です。

つまり意味は「複雑」と同じです。

「ああ、ややこしいことを言ってくるな!」とは、込み入っていてわかりにくい、難しい、面倒なことを言わないでと言っているわけです。

「複雑」と「ややこしい」の違い!

「複雑」と「ややこしい」の違い!

「複雑」「ややこしい」の違いを、分かりやすく解説します。

この言葉はどちらも意味は同じです。

ですから、会話、文章において、どちらを選んで使っても意味合いが変わるということはありません。

違いは「複雑」は名詞、形容動詞で、「ややこしい」は形容詞ということにあります。

「複雑」という言葉を使う場合は、例えば反対語の「単純」と比較する時などがあります。

「最初は単純な問題だったのに、彼の言動が事態を複雑にしてしまった」「それは単純な構造だが、こっちは複雑になっているから気を使う」という風に使います。

また形容動詞の場合は語尾は「だ」で終わります。

「複雑だ」とは使いますが「複雑い」とは使いません。

一方の「ややこしい」ですが、これは形容詞です。

性質、状態、心情、感情を表したい時に使います。

「彼って、本当にややこしい性格」「ああ、この問題ややこしい」「彼女がややこしいことを言い始めた」などと使います。

大まかですが「日常会話、主観的な場合はややこしい」「客観的な場合は複雑」と覚えておくとわかりやすくなります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「複雑」「ややこしい」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

意味は同じですが、品詞が違います。

文章、会話などにおいてふさわしい方を選んで、使ってください。