「捉える」と「捕らえる」の違いとは?分かりやすく解釈

「捉える」と「捕らえる」の違い言葉・カタカナ語・言語

みなさんは「捉える」「捕らえる」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「捉える」「捕らえる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「捉える」とは?

「捉える」とは?

「捉える」「とらえる」という読み方になります。

この「捉える」とは「手で取り押さえる」という意味がありますが、「不確かなことや分かりにくいことなどを自分の視野や知識の中に収める」という意味合いでも使われる言葉なのです。

「捕らえる」とは?

「捕らえる」とは?

「捕らえる」「とらえる」という読み方になります。

この「捕らえる」とは「手元に取り押さえた状態を持続させる」「人や生き物を捕まえる)こと」という解釈の他に「逮捕する」「捕獲する」という意味もある言葉です。

「捉える」と「捕らえる」の違い

「捉える」と「捕らえる」の違い

では、ここで「捉える」「捕らえる」の違いを見て行くことにいたしましょう。

どのような相違点があるのでしょうか?
前述の通り、「捉える」とは「手で取り押さえる」という意味に加えて、「不確かなことや分かりにくいことなどを自分の視野や知識の中に収める」という意味がありました。

一方の「捕らえる」とは「手元に取り押さえた状態を持続させる」「人や生き物を掴ませる」という意味になります。

このことから見ると、「捕らえる」は、「人間や動物が追われて逃れようとするものを取り押さえて逃がさないようにすること」を指しています。

一方の「捉える」「何かをしっかりと握って放さないこと」というニュアンスがありますが、「チャンスを捉える」のように、「自分のものにする」という意味合いで使われることがあるのです。

「捉える」の例文

「捉える」の例文

では、ここで「捉える」の例文を見て行くことにいたしましょう。

具体的には以下のような例文が挙げられます。

・『彼はあれだけ難解な問題もしっかりとポイントを捉えて理解しているからすごい』
・『複雑な課題・問題ほど、何が重要なポイントになっているかを捉えているかどうかでその理解力がかなり変わってくる』
「捉える」「しっかりと捕まえて離さない」という解釈もありますが、例文のように「物事の本筋を把握している」という意味でも使われていることが分かります。

「捕らえる」の例文

「捕らえる」の例文

続いて「捕らえる」の例文を見て行きましょう。

具体的には以下のような文章があります。

・『大事故を起こして逃げ回っていた犯人が遂に捕らえられたのです』
・『コンビニ強盗をした犯人が数人の客に捕らえて、寝逃げることができなくなってしまった』
「捕らえる」「逮捕する」「捕獲する」という意味もありますが、例文はまさにその事例の1つと言っていいでしょう。

まとめ

まとめ

ここまで「捉える」「捕らえる」の意味と違いを見てきました。

これらの言葉は日常生活の中でもよく耳にする言葉ですが、各々の言葉の使い方に違いがあるので、例文を見てしっかりと理解しておくようにしておきましょう。