この記事では、「体型」と「体系」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体型」とは?
体を外から見たときの形のことです。
太っている形、やせている形などのことをいいます。
人間の体は外から見て、骨がしっかりしている、筋肉がついている、筋肉が少ない、脂肪が多いなどがわかります。
骨、筋肉、脂肪などの組み合わせによって、がっしりしている、ほっそりしている、ひょろひょろしているなどの印象を受けます。
そういった外からの見た目を、やせ型、肥満型などと分類することができます。
その型のことを指す言葉です。
骨の形や筋肉のつきやすさなどは遺伝の影響を受ける場合がありますが、筋肉が多い・少ない、脂肪が多い・少ないなどは生活習慣によって決まります。
タンパク質をしっかりと摂って運動を行っていれば、筋肉がついてくることでしょう。
反対に、食事が疎かで運動をあまりしなければ、筋肉があまりついていない体になることでしょう。
体の形によって似合う服が違ったり、人に与える印象が変わったりします。
「体型」の使い方
体の形という意味で使用をします。
やせている形、太っている形などのことをいいます。
「体系」とは?
「体系」には2つの意味があります。
ひとつは、それぞれ別々なものを一定の原理に従って筋道の通ったものにした全体のことです。
いろいろなノウハウがあったとします。
それぞれはバラバラなように見えますが、一定の原理をあてはめれば筋道の通ったまとまりにすることができます。
そうしてまとめた全体を指す言葉です。
もう一つは、それぞれ別々のものが互いにかかわり合って全体としてまとまりのある機能を果たす組織体のことです。
日本語では、ひらがな、カタカナ、漢字を使用します。
ひらがなにはひらがなの特徴があり、漢字には漢字の特徴があり、それぞれをまとまるのあるとして分けることができます。
そういったまとまりを意味する言葉です。
「体系」の使い方
バラバラなものを一定の原理に従ってまとめたものを指して使用する言葉です。
「体型」と「体系」の違い
どちらの言葉も「たいけい」と読みは同じですが、意味は異なります。
前者は体の形のことです。
やせている形、太っている形などのことをいいます。
外から見てわかる形について使うことが一般的です。
後者はバラバラなものをまとめた全体です。
外から見た形のことではありません。
「体型」の例文
・『体型を気にする』
・『体型を維持する』
・『この体型に似合う服』
・『体型が大きく変わった』
「体系」の例文
・『運賃体系を見直す』
・『扱い方を体系化する』
・『これまでの体系を変える』
・『わかりやすい体系にまとめるのに苦労をする』
まとめ
読み方が同じ2つの言葉ですが意味は異なり、一方は体の形のこと、もう一方はある定まった原理に従ってまとめた全体のことです。
同じ読みの漢字を使用する場合、漢字の間違いに注意が必要です。