「農業」と「林業」の違いについて、今更人に訊けないという人も多いでしょう。
2つの言葉の概要と違いについて紹介します。
「農業」とは?
「農業」の意味と概要について紹介します。
意味
「農業」とは、「土地を耕して穀類や野菜など人の生活に役立つ植物を栽培したり、動物を飼育して生活に役立てる産業」という意味です。
狭い意味では「農耕」を意味していて「園芸・畜産・林業」などとは切り離した業種です。
概要
「農業」は、新石器時代に、食料を狩猟や採集などで調達していた時代から進化したことで発生した生活形態です。
日本人の主食である米を始めとして、野菜や果物など、毎日の食生活を支える重要な産業なのです。
「畑」で作物を栽培したり、「水田」で稲作をしたりと、農業は非常に時間と体力を使う作業が多いのですが、最近では機械化が進んできています。
「林業」とは?
「林業」の意味と概要について紹介します。
意味
「林業」とは、「自然の森林の中から成長した木を伐採して、木材を生産する産業」という意味です。
木を伐採するだけではなく、新たに植栽して森林を維持することも行っています。
概要
「林業」の成果物として、「建築資材」「土木資材」「家具や日用品の材料」「燃料」などがあります。
これらは日本人の住環境を維持する為に非常に重要な役割をしています。
「林業」の特徴として、資材を生み出すだけではなく、森林を育てるというものがあります。
日本は国土の70%が森林であり、将来的に豊かな資材を確保していく為にも森林植樹が必要なのです。
「農業」と「林業」の違い!
「農業」は、「農地を開拓して作物を育て、主に『食』を支える役割をする産業」です。
「林業」は、「森林で気を伐採して、主に『住』を支える役割をする産業」です。
この2つは目的と手段が全く違うのです。
まとめ
「農業」と「林業」は、目的が「食」と「住」の違いがあります。
どちらも日本人の生活にとってなくてはならない産業なのです。