この記事では、「紛争」と「戦争」の違いを分かりやすく説明していきます。
「紛争」とは?
「紛争」とは、物事がもつれて、結果的に争いになることを言います。
また、個人、集団などの間で対立する利益、価値などをめぐり起きる行動、緊張した状態のことでもあります。
簡単な言葉で表すならば「揉め事」ということになります。
「この紛争でお互いに疲弊し、いいことは何もなかった」「紛争解決の手段はお金しかないだろう」「国際間の紛争に発展する事態」などと使います。
「戦争」とは?
「戦争」とは武力を使って争うことを言います。
特に、国家同士の武力闘争のことを言います。
またそれとは違う意味合いで激しい競争、混乱などを「〇〇戦争」と言います。
よく使われる言葉が「受験戦争」でしょうか。
これは武力を使って戦うわけではありませんが、個人間の激しい競争、混乱状態などを意味しています。
「そんな精神状態じゃ受験戦争に勝てるわけない」「このままだと、戦争になる恐れがある」などと使います。
どちらの意味合いの「戦争」なのかは前後にある言葉で判断するようにしてください。
「紛争」と「戦争」の違い!
「紛争」と「戦争」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉も相手方と関係性が悪いという点では同じです。
ですが言葉の意味が違いますので、正しく理解して使い分けるようにしてください。
まず「紛争」ですが、これは物事がもつれて争いになることを言います。
ようするに「揉め事」のことです。
規模は個人レベルから、国家レベルまで様々です。
一方で「戦争」ですが、これは武力を使って争うことです。
力を使って相手をねじ伏せるといった行動になるのです。
またそれとは違った意味合いで激しい競争、混乱を言う場合もあります。
簡単に覚えるならば「紛争は揉め事」「戦争は武力を使った戦い」としましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「紛争」と「戦争」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
同じような意味合いという印象が強いですが、まったく違う言葉です。
ふさわしい言葉を選び使うようにしてください。