この記事では、「付着」と「沈着」の違いを分かりやすく説明していきます。
「付着」とは?
「付着」の意味と概要について紹介します。
「付着」の意味
「付着」は「ふちゃく」と読みます。
意味は、「ある物が他のものにくっつくこと」「異なる性質の物体が接触して、摩擦や分子が引き合う力によりくっつくこと」になります。
「付着」の概要
「付着」は名詞であり、助動詞を伴って「付着する・した」「付着させる・させた」として使います。
「付」も「着」も「つく」と読み、「くっつく」「達する」という意味を強調した言葉になります。
「付着」は、表面上接することで、一方、或いは双方の物質の性質により、引き合ってくっつくことを表します。
建築用語では、コンクリート素材に鉄筋を打ち込んで固定された状態に使われることもあります。
日常的には、洋服や書類などに汚れが付いたり、工作などで接着剤などを使って加工する時に使います。
「沈着」とは?
「沈着」の意味と概要について紹介します。
「沈着」の意味
「沈着」は「ちんちゃく」と読みます。
意味は「落ち着いていて、ものごとに動じないこと」「物質同士が馴染まずに、底に溜まって固定化すること」になります。
「沈着」の概要
「沈着」は名詞であり、助動詞を伴って「沈着する・した」と使います。
「沈」は「しずむ」と読み、「水面の下に落ちる」「底に落ちる」という意味があります。
表面上がくっつくのではなく、ある物質が他の物質に馴染まずに、底やその場所に固定されることを言います。
また、「沈着冷静」は、「いつも落ち着いた態度でいる様子」を表します。
「付着」と「沈着」の違い!
「付着」は「ある物質が他の物質の表面上くっつくこと」です。
「沈着」は「ある物質が他の物質と馴染まずに底に溜まって固定化すること」です。
まとめ
今回は「付着」と「沈着」の違いをお伝えしました。
「表面上くっつくのが付着」、「奥深く根付いてしまうのが沈着」と覚えて置きましょう。