この記事では、同音の「需給」と「受給」の違いを分かりやすく説明していきます。
「需給」とは?
「需給」とは、「需要と供給」をまとめて表現する言葉です。
つまり、「需要と供給のバランスが~」と使うところを「需給のバランスが~」と置き換えることができます。
「需要」とは、必要とされる欲求のことで、「供給」は、それに対して提供されるものになります。
この2つのどちらかがもう片方を大きく上回ったり、極端に下回ることがあると、物価の上昇や下落に繋がってしまい、経済的にバランスが崩れてしまうことになります。
よって、この「需給」は、色々な分野において、常に適度なバランスがとられていなくてはいけないということです。
「受給」とは?
「受給」とは、定期的に支給、または配給される対象を受け取ることです。
会社員に毎月支払われる給料がそのいい例になり、公的な各種の手当もこのように表現できます。
1回きりの支払いには使わない表現で、これがある日を「受給日」と呼んだり、「受給の為の手続きが~」などと用いられる言葉です。
給料の場合には「給料日」と使うのが一般的なので、あまり「受給」という表現は使いませんが、毎月のそれの支給はこれの中に入ると覚えておくといいでしょう。
「需給」と「受給」の違い
「需給」と「受給」の違いを、分かりやすく解説します。
「需給」は、「需要と供給」という意味になり、それと置き換えることができ、それ以外の解釈はない言葉です。
「受給」は、定期的に支払われる賃金や物品などを受け取るという意味になります。
「受給資格がない」と使うと、その対象ではないと表現しており、こちらもその他の意味で使うことはありません。
まとめ
「需給」と「受給」は、このように違います。
読み方こそ、共に「じゅきゅう」ですが、全く意味が異なる為、特に変換ミスで間違った方を使わないように注意してください。