「議決」と「決議」の違いとは?分かりやすく解釈

「議決」と「決議」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「議決」「決議」の違いを分かりやすく説明していきます。

「議決」とは?

「議決」とは?

「議決」とは、二人以上の人間が集まって相談をすることによって決まったことを言います。

「議決機関」とは、国家、公共団体、会社などで意思決定を行う機関のことを言います。

例えば国会、地方議会、株主総会などがあたります。

「株主総会で議決することになる」「国会で議決する」などと使います。

「決議」とは?

「決議」とは?

「決議」とは会議、大会において、ある事柄、意見を決めることを言います。

またそれで決めた事柄、意見のことでもあります。

「支店の出店を決議する」「核兵器禁止の決議をする」「決議案がないのに会議をする意味はない」などと使います。

「議決」と「決議」の違い!

「議決」と「決議」の違い!

「議決」「決議」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は同じ漢字が使われていて、それが逆になっています。

漢字だけ見れば同じような意味と想像もできますが、じつはまったく違う意味を持つ言葉です。

混同しますと、意味合いが違う内容になりますので気をつけてください。

まず「議決」ですが、これは「合議によって決定する」という意味になります。

深く考えず、暗記しておくことをおすすめします。

「合議」は二人以上の者が集まり相談することを言いますから、一人で決めることではないわけです。

「議決」は、最低でも2人以上の人が話し合いによって決めることを言います。

一方で「決議」ですが、これは会議、大会である事柄意見を決めることを言います。

こちらも「会議」「大会」という言葉がありますので、一人ではなく複数の人間で決めるという意味になることがわかります。

似たような印象を受けますが、ふさわしい方を選ぶようにしてください。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「議決」「決議」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

似たような印象を受けますが、言葉の意味を正しく理解して混同しないようにしてください。