この記事では、「橘」と「みかん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「橘」とは?
「橘」(たちばな)とは、ミカン科ミカン属の柑橘類です。
この柑橘類と呼ばれる植物は、すっぱい香りの果実を付け、後述する「みかん」の他に、「オレンジ」、「シトラス」、「シークワーサー」などがこれに当たります。
そのほとんどで果実を食用にしていますが、この「橘」は、それよりも白い花が有名で、古くから家紋のデザインによく使われており、近年では勲章の形に採用されています。
「みかん」とは?
「みかん」は、ミカン科属ミカン属の柑橘類に広く用いられている名称で、品種としては「温州みかん」のことを指しますが、それ以外の亜種も「みかん」とまとめて呼ばれています。
先の「橘」のように、別の名称があるもの以外で、「温州みかん」の亜種に当たるものに使われる呼び方だと考えて構わず、同じ「みかん」でも、見た目や味が異なることがあるのは、品種が微妙に異なっているから(温州みかんではない亜種だから)です。
「橘」と「みかん」の違い
「橘」と「みかん」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもミカン科属ミカン属の柑橘類になりますが、「みかん」は、温州みかん以外の亜種も含めて使える表現となっており、「橘」の方は、固有種を指します。
また、「橘」を「きつ」と読んで、「柑橘類」という意味で用いることがあります。
この場合には、「みかん」も含む柑橘類の総称になり、「オレンジ」や「シトラス」などもそれに含まれます。
「みかん」に亜種が多いのは、味や栽培する地域による気候差を考慮した(その地域で育てやすいように)品種改良が行われた結果で、ブランドとなっている「青島みかん,」や「千両みかん」などの多くの種類が存在します。
まとめ
「橘」と「みかん」は、このように異なります。
「橘」は、読み方を変えると「みかん」も含めた総称として使えると覚えておくといいでしょう。