この記事では、「附属」と「付属」の違いを分かりやすく説明していきます。
「附属」とは?
「附属」とは、何かに付いているという意味になる言葉です。
「附属品」とすると、元になるものに付いているものという解釈になり、「テレビの附属品として、リモコンが付いていた」といったような使い方になります。
ですが、近年ではあまりこちらの「附属」は使われず、以下で解説する「付属」とするのが一般的となっています。
しかし、「附属」としても間違いではなく、「附属」の古い漢字遣いだと考えください。
「付属」とは?
近年では、こちらの「付属」が、上の「附属」の代わりに用いられています。
よって、これらは意味は全く一緒の言葉になります。
「○○大学付属△△高等学校」といった名称の学校が多く存在しますが、この場合、先の大学と同一の法人で、その大学まで一貫教育が行われるという意味になります。
ただし、その高校から必ず大学に進学できるとは限らず、半数も進学できないような高校もあります。
公的な表現として、このような学校に対しては「附属」と記載するというガイドラインがありますが、固有名詞で「付属」と使っている学校ではその限りではありません。
「附属」と「付属」の違い
「附属」と「付属」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは同じ意味になる言葉で、どちらを用いても構いませんが、「附属」は多少古い漢字表現になる為、近年では主に「付属」と使っています。
特にビジネスでは、「附属」とはまず使われません。
学校に対しては、「附属」とするのが公文書におけるガイドラインとされていますが、一般では「付属高校」のように使っても何も問題ありません。
まとめ
「附属」と「付属」は、このような言葉です。
現在では、実質的に学校に対して使う場合だけ「附属」と使われていますが、一部の固有名詞で「付属」と付く学校は例外になると覚えておいてください。