この記事では、「不明瞭」と「不明確」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不明瞭」とは?
「不明瞭」とは、はっきりと分からない、または曖昧な部分があるという解釈になります。
「どうも手続きの中で不明瞭な点がある」と使われると、その手続きをするのに分からない部分があると言っています。
「画像が不明瞭だ」といった使い方もできる言葉で、画像がはっきりしないという意味になります。
先の手続きのような方法から、画像といった対象まで、はっきりと分からない場合に広く使うことができる言葉です。
「不明確」とは?
「不明確」は、正確かどうか分からない時に使われる言葉です。
「そんな不明確な情報を元に動く訳にはいかない」のように使われることが多く、正確かどうか分からない情報では動けないと表現しています。
「不明瞭」と似た解釈になる為、混同されることがありますが、そちらが「明瞭(はっきりと分かる状態)ではない」という意味になるのに対し、こちらは「明確(正確なもの)ではない」となる言葉で、きちんとした使い分けが必要になります。
「不明瞭」と「不明確」の違い
「不明瞭」と「不明確」の違いを、分かりやすく解説します。
先のように、「不明瞭」は、はっきりしないことの表現です。
「あの説明には、不明瞭な点が多々あった」と使われれば、説明された内容によく分からない点がいくつもあったことが表現されています。
「不明確」は、正確なのかが分からないという解釈になり、「そんな不明確な地図では参考にならない」と用いると、正確かどうか分からない地図では参考にできないと言っていることになります。
前述のように、混同してしまいがちな言葉ですが、違う意味、使い方になるので注意してください。
まとめ
「不明瞭」と「不明確」は、このように違う言葉です。
それぞれ置き換え表現にはならない言葉同士なので、意味に応じて使い分けてください。
