「報酬」と「給与」の違いとは?分かりやすく解釈

「報酬」と「給与」の違いビジネス・就職・転職

この「報酬」「給与」は、使い分けが必要な言葉になります。

「報酬」とは?

「報酬」とは?

「報酬」には二種類の意味があり、1つは会社組織に勤務する従業員を役員(取締役)、一般社員と分けた時に、役員側が毎月受け取る金銭のことです。

「役員報酬」という名称になることが多く、社長や専務といった役職に就いている人もこの形で収入を得ています。

もう1つの意味では、苦労や労働に対する対価という意味で用いられ、ゲームで特定のミッションをクリアするとこの「報酬」として色々なアイテムなどが得られることで有名です。

「給与」とは?

「給与」とは?

「給与」は、先の会社組織で一般社員側が受け取る金銭で、こちらも毎月支払われる形が一般的となっています。

正社員と呼ばれる人は毎月の決まった日に基本的に定額の支給となりますが、アルバイトやパートなどの雇用形態の場合には労働時間に応じた金額になり、月に一度という場合だけでなく、日払いや週払いという支払いになるケースもあります。

労働に対して役員と呼ばれる役職以外に支払われる金銭は、概ねこちらの表現が使われると考えて構いませんが、定期的な労働ではなく、単発の仕事などでその場限りという時には「報酬」「○○代」といった名目も使われます。

「報酬」と「給与」の違い

「報酬」と「給与」の違い

会社組織においては、役員が受け取るのが「報酬」、それ以外の社員は「給与」という名目で収入を得ています。

名称が違うというだけでなく、役員に対する報酬の場合は「年俸」という場合が多く、それを12で割って毎月の支給となっており、いわゆる「賞与」はない形が一般的です。

社員の「給与」は毎月基本的に定額で、それに加えて賞与が年に2回支給されるものですが、「 正社員」でないとそちらは支給されない場合がほとんどです。

「報酬」を苦労や労働に対する対価として使う場合はこの例とは関係なく、「これが今回の報酬だ」のようにそのまま「対価」「お礼」のことになります。

まとめ

まとめ

会社組織として使う「報酬」「給与」のうち、「給与」には色々な形態があり、定額とは限らず、支給日も一定とは限らないと覚えておくといいでしょう。