この記事では、「左官屋」と「塗装屋」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「左官屋」とは?
「左官屋」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「左官屋」は「さかんや」と読みます。
「左官屋」は、「建物の壁や床、さらに土塀などを、こてを使い塗り上げる仕事。
そのような職業」という意味があります。
土や砂、石灰や自然繊維などを練り、作り上げた素材を壁に塗る仕事になります。
「こて」は、平らなシャベルのような形絵推していて、西洋では四角形のもの、日本では三角形のものが使用されています。
「左官屋」がこてを使い、天然素材の材料を壁などに塗り込むことで、室内が美しくなります。
それだけでなく、調湿効果や脱臭効果が期待でき、さらに断熱効果や保温効果が期待できるなど、家にとっていいことがたくさんあるとされています。
ただし、施工に手間暇がかかること、「左官屋」の技術力に仕上がりが左右されやすいことなどのデメリットもあります。
日本家屋との相性が良く、神社仏閣などの壁にも使用されることがあります。
「塗装屋」とは?
「塗装屋」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「塗装屋」は「とそうや」と読みます。
「塗装屋」は、「様々なものを塗る仕事をする業者」という意味があります。
例えば、外壁や建物の屋根、室内などを塗装する「建築塗装」や、木に塗装する「木工塗装」、車の鉄板などに塗装をする「板金塗装」などを行う「塗装屋」があります。
スプレーガンという道具を使ったふき塗装を行う「塗装屋」は、「ガン屋」と呼ばれたり、橋梁鉄骨専門の「塗装屋」は「コツ屋」と呼ばれたり、一軒家専門の「塗装屋」は「町屋」と呼ばれるなど、様々な分類のされ方があり、それぞれが専門の知識を持っています。
そのため、「塗装屋」を利用するときは、自分が塗りたいものを専門としている「塗装屋」を調べて、仕事を依頼することが大切とされています。
「左官屋」と「塗装屋」の違い
「左官屋」と「塗装屋」の違いを、分かりやすく解説します。
「左官屋」は、「建物の壁や床、さらに土塀などを、こてを使い塗り上げる仕事。
そのような職業」という意味があります。
一方で「塗装屋」は、「様々なものを塗る仕事をする業者」という意味があります。
「左官屋」も「塗装屋」も「塗る」という行為をする仕事としては同じですが、塗るものに違いがあります。
「左官屋」は土地や砂、繊維などを混ぜたものを塗る仕事なのに対して、「塗装屋」は主にペンキを塗ります。
このように「左官屋」と「塗装屋」は、塗るものに大きな違いがあることが分かりました。
まとめ
「左官屋」と「塗装屋」の違いについて見てきました。
2つの言葉が意味する職業には、塗るものに違いがあることが分かりました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。
