この記事では、「国税専門官」と「税務職員」の違いを分かりやすく説明していきます。
税にまつわる仕事を、学んでいきましょう。
「国税専門官」とは?
国税専門官とは、国家公務員のひとつ。
税金が正しく納付されているか、チェックをおこないます。
日本を支えている、とても大切な仕事です。
国税専門官になるためには、人事院がおこなう「国税専門官専門試験」を受けます。
試験は筆記試験と、面接があります。
この試験に合格した人の中から、最終的な合格者が決まります。
内定を受けたあとは研修をつみ、全国の税務署で仕事をおこないます。
法人や個人の納税が適切におこなわれているか確認して、誤りがある場合は是正勧告などをおこなっていきます。
専門的な税の知識が問われることもあり、仕事内容は多岐にわたっています。
ただ日本の財政を根本から支えていく、とてもやりがいのある仕事です。
「税務職員・国Ⅲ(税務)」とは?
税務職員、国Ⅲ(税務)資格も、国家公務員のひとつです。
税金の納め忘れがないか個人や法人を訪れて、検査や指導などをおこないます。
一般企業では得られない、実りある時間を過ごせる仕事です。
税務職員になるためには、国税庁がおこなう「税務職員採用試験」を受けます。
試験は基礎知識を問うための能力試験、そして適性検査、作文の試験、面接などがふくまれます。
この試験に合格すると、内定が出て税務署での仕事が始まります。
税務職員の仕事内容には、確定申告に訪れた人の相談にのるほか、個人や法人を回って帳簿の確認をおこなう職務などがあります。
色々な人と接する仕事のため、コミュニケーション能力が必要になります。
子育てと両立しながら働いている人も多い、とても魅力的な仕事です。
「国税専門官」と「税務職員・国Ⅲ(税務)」の違い
どちらも税のスペシャリストです。
「国税専門官」と「税務職員・国Ⅲ(税務)」の違いを、分かりやすく解説します。
・大卒は「国税専門官」高卒は「税務職員・国Ⅲ(税務)」 の資格者。
どちらも税務署で仕事をおこなう、国家公務員です。
それぞれ求めている学歴が「国税専門官」は大卒程度、「税務職員」は高卒程度となっています。
基本的には「国税専門官」も「税務職員」も、採用後の研修の内容や担当する仕事に大きな差はありません。
「国税専門官」大卒採用の方が給料の号俸が高速採用より1年半ほど高く、早く昇給しやすいというメリットがあります
まとめ
どちらも基本的に働く場所等が同じ、税にまつわる、重要な仕事です。
国税専門官は大卒程度、税務職員は高卒程度の知識が求められています。
基本的には同じ場所で働く学歴に応じた試験区分になります。