この記事では、「航空整備士」と「航空運航整備士」の違いを分かりやすく説明していきます。
「航空整備士」とは?
飛行機やヘリコプターなどの航空機の整備・点検・修理を行う職業です。
航空機は荷物や人をのせて運ぶ乗り物です。
安全に運航をするためには、航空機の状態が整っていなければなりません。
航空機の整備・点検・修理を行う「航空整備士」は人の命を預かっている仕事といえるでしょう。
仕事は「ライン整備」「ドッグ整備」「ショップ整備」に分けられています。
ライン整備は飛行前や到着後の点検や整備を行う仕事です。
空港で一般の人たちが見かけるのは、このライン整備をしている人たちです。
短い時間で正確な仕事をすることが求められます。
ドッグ整備は格納庫に収納をして定期的に行われるものです。
不具合があれば部品を交換したり、修理をしたりします。
ショップ整備は、エンジンや油圧系統の関連部品を機体から取り外し、精密な検査を行う仕事です。
部品は分解された後に点検や整備がされます。
精密な部品を扱えるだけの知識と経験が求められます。
「航空整備士」になるには、国道交通省が実施する試験に合格しなければなりません。
機体の大きさや種類によって5種類の資格があります。
試験に合格をすれば資格を取得できます。
「航空整備士」の使い方
航空機の整備・点検・修理を行う職業を指して使用する言葉です。
航空で働いているイメージがあるかもしれませんが、官公庁や航空機部品製造メーカーなどで働いている人もいます。
「航空運航整備士」とは?
航空機の軽微な修理をする職業です。
航空機といっても、人をのせて運ぶもの、荷物をのせて運ぶものなどがあり、また人を乗せて運ぶといっても、一般の乗客を乗せる場合や、天皇や総理など重要な地位についている人を乗せる場合など、いろいろな種類があります。
「航空運航整備士」は、飛行機、ヘリコプター、飛行船など整備できる航空機が限られています。
また仕事内容も限られており、軽微な修理を行っています。
この職業に就くためには、国土交通省が実施する試験に合格する必要があります。
資格には5つの種類があり、その中に一等航空運航整備士と二等航空運航整備士があります。
いずれかの資格を持っていれば、この職業に就くことができます。
「航空運航整備士」の使い方
航空機の軽微な修理をする人を指して使用する言葉です。
「航空整備士」と「航空運航整備士」の違い
航空機の整備をする職業なのですが、整備を行える範囲に違いがあります。
「航空整備士」は航空機に関する整備業務全般を行うことができますが、「航空運航整備士」は軽微なものに限られています。
「航空整備士」の例文
・『航空整備士になる』
「航空運航整備士」の例文
・『航空運航整備士として働いている』
まとめ
2つの職業はどちらも航空機にかかわることですが、業務の範囲に違いがあります。
