この記事では、「日本維新の会」と「れいわ新選組」の違いを分かりやすく説明していきます。
「日本維新の会」とは?
大阪維新の会を発祥とした国政政党で、自民党・民主党・みんなの党から離党した国会議員らが合流した党です。
憲法改正や行政・政治改革などを政策に掲げる保守政党であり、大阪以外では自民党とかなり近い関係性を持ち、大阪では圧倒的な力を持っています。
身を切る改革をキャッチフレーズとしており、二重行政の撤廃や行政機構の民間化などを進める政策を行っています。
現在の党首は松井一郎となっていますが、二度目の大阪都構想で敗れたため、期限内で引退することにになっています。
2012年9月28日に 国政政党「日本維新の会」を正式に結党しており、橋下徹が代表に、松井一郎が幹事長に就任しています。
同年11月17日に石原慎太郎による太陽の党と合流しています。
橋下徹と石原慎太郎による日本維新の会では、橋下派がと石原派で分裂し、橋下派が現在の日本維新の会となっています。
大阪のメディアに対して極端に強いことも特徴で、元代表の橋下徹の活躍もあり大阪のテレビメディアを手中に収めたとも言われています。
「れいわ新選組」とは?
2019年4月1日に当時参議院議員であった山本太郎が設立した政党で、「消費税の廃止」「法人税への累進制導入」及び「財政出動」を合わせて訴え、脱原発を訴えるなど、自民党の政策とはかなりかけ離れた方向性をとる政党と言えます。
また、「最低賃金1500円(政府の補償付き)」社会的弱者を中心に第25回参議院選挙で候補者を9人擁立したことが特徴的です。
インターネットを駆使する方向で様々な今までにないアピールを行っていますが、党の規模が小さいこともありテレビでのアピール力は2021年現在あまり高くない政党であると言えます。
特定の土地において強いという性格はなく、代表の山本太郎も東京都知事選に出馬して敗れています。
「日本維新の会」と「れいわ新選組」の違い
「日本維新の会」と「れいわ新選組」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも新しい政党ですが、日本維新の会は元自民党、元民主党などのメンバーが居ることが特徴で、政策は自民党に近い部分もある政党です。
れいわ新選組はかつて政党に所属していたメンバーは2021年時点では存在しておらずメンバーも新しい政党ということがてきます。
自民党とはかなり反対を向いた政策を打ち出しています。
組織力は明らかに日本維新の会が上で、れいわ新選組は数的にも厳しいものがあります。
メディアに関しては日本維新の会は関西のテレビ中心に圧倒的に強く、れいわ新選組はインターネットに強みがあります。
まとめ
日本維新の会とれいわ新選組は新しい政党ですが、互いに相反すると言っていい性格の政党です。
れいわ新選組は山本太郎が主体に活躍していますが、日本維新の会は元党首橋下徹、現当主松井一郎、大阪府知事吉村洋文氏がメディアによく登場している点でもアピール度が強いと言えます。