この記事では、「キャリアシート」と「履歴書」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャリアシート」とは?
「キャリアシート」はその人がどのような職歴を持っているかを書いた書類です。
これまでにどんな会社に勤めていて、その会社でなんらかの肩書を持っていたか、どんな仕事をしていて、そのためにどんな資格を取得しているのかなど、仕事に関する情報が記されます。
「キャリアシート」だけではその人の為人を知ることは難しいですが、どういった仕事の経験を積んでいるのかは把握しやすいので、即戦力が欲しい会社や、人格面を気にしない会社にとっては、必要な情報だけ十分に知ることができる、有用な形式の書類です。
職務経験にフォーカスを当てる「キャリアシート」であっても、当然ある程度個人情報を書く必要はありますが、氏名や住所、学歴と連絡先程度で、そこまで詳細な個人情報は必要ありません。
「履歴書」とは?
「履歴書」とはその人が今までどのような人生を過ごしてきて、現在どのような状況かを書いた書類です。
「キャリアシート」も「履歴書」の一種と言えますが、「履歴書」の方がその人の基本的な個人情報に深く踏み込んでいます。
「履歴書」にも氏名や住所に連絡先、学歴や職歴、資格をいつ取得したかは書くことになりますが、他にも配偶者がいるかどうかや、扶養家族が何人いるかと言った情報も必要です。
また会社によっては、通勤時間の目安に趣味や特技などの記載も求められることもあります。
その人が今まで過ごしてきた経歴と基本情報を見ることで、そこからその人の為人を知るための書類が「履歴書」です。
「キャリアシート」と「履歴書」の違い
「キャリアシート」と「履歴書」の違いを、分かりやすく解説します。
「キャリアシート」は今までの職務履歴と資格など仕事に関する事を重点的に記載した書類で、「履歴書」は個人の基本情報を中心に学歴職歴と資格を記載した書類です。
「キャリアシート」はその人はどのような仕事ができるのかを知るためのもので、「履歴書」はその人の大まかな為人を知るためのものと言う違いがあります。
どちらも指名や住所に連絡先と言った個人情報も記載することになりますが、「履歴書」の方が必要になる個人情報の項目が多いです。
また「キャリアシート」にはそれまでの職歴で、部外者でも確認できるなんらかの実績がある場合は記載するための欄が用意されています。
しかし「履歴書」の場合はそのための欄は基本的に用意されておらず、PR欄に書くか面接でアピールすることになるでしょう。
まとめ
「キャリアシート」も職業に関する履歴を書く書類なので、「履歴書」と混同されやすく、実際に「履歴書」の代用として使われることもあり、境界線が曖昧になりがちです。
二つの違いを明確にしたいなら、「キャリアシート」は仕事に関することを重視して、「履歴書」は個人の基本情報を重視しているものと考えましょう。
