「キビキビ」と「バタバタ」の違いとは?分かりやすく解釈

「キビキビ」と「バタバタ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「キビキビ」「バタバタ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「キビキビ」とは?

「キビキビ」とは?

「キビキビ」の意味は以下の通りです。

1つ目は「話し方や態度などが中途半端ではなく、はっきりしている様子」という意味で、言いたいことを簡潔にきちんと言葉にしたり、メリハリをつけて行動することです。

2つ目は「だらだらせず、引き締まっていて気持ちが良い様子」という意味で、ものごとの流れや人々の雰囲気などに活気と勢いが感じられる様子のことです。

上記に共通するのは「はっきりして気持ちがいい」という意味です。

「キビキビ」の語源は「気味」で、「気配や傾向がある」「その様な心持ち」という意味です。

同じ言葉を重ねて意味を強調して、「その気配や傾向がある」「はっきりしている」という意味で使われる様になりました。

「キビキビ」の使い方

「キビキビ」「話し方や態度などが中途半端ではなく、はっきりしている様子」「だらだらせず、引き締まっていて気持ちが良い様子」という意味で使われます。

副詞として「キビキビする・した」「キビキビ動く・動いた」などと使われます。

基本的に、話し方や態度、雰囲気などがはっきりしていて気持ちがいい様子に使われる言葉です。

「バタバタ」とは?

「バタバタ」とは?

「バタバタ」の意味は以下の通りです。

1つ目は「物が風に激しくあおられる音」という元の意味で、強風で物が吹き飛ばされそうになったり、鳥が羽ばたく時に風が起きて大きな音がすることです。

2つ目は「人が手足を激しく動かして床や物を打つ音」という意味で、走る時の足音や、子供が不機嫌になって地面を踏みつける時の音のことです。

3つ目は「続けざまに落ちたり倒れる様子」という意味で、複数の物が続々と落ちてきたり、大勢の人が続々と病気で倒れる様子のことです。

4つ目は「慌ただしくものごとをする様子」という意味で、急いで何かしようとして大きな音を立てる様子のことです。

上記に共通するのは「激しくぶつかる音」という意味です。

「バタバタ」の語源は、ある物が激しく何かにぶつかる音を言葉にしたものです。

「バタバタ」の使い方

「バタバタ」は物が風に激しくあおられる音」「人が手足を激しく動かして床や物を打つ音」「続けざまに落ちたり倒れる様子」「慌ただしくものごとをする様子」という意味で使われます。

副詞として「バタバタする・した」「バタバタ走る・走った」などと使われます。

基本的に、物が激しく動いて何かにぶつかる様子や、転じて慌ただしい様子に使われる言葉です。

「キビキビ」と「バタバタ」の違い

「キビキビ」と「バタバタ」の違い

「キビキビ」「話し方や態度、雰囲気などがはっきりしていて気持ちがいい様子」という意味です。

「バタバタ」「物が激しく動いて何かにぶつかる様子」「慌ただしい様子」という意味です。

「キビキビ」の例文

「キビキビ」の例文

・『スタッフ全員がキビキビと準備を行う』
・『隣のお嫁さんはキビキビと良く働く人だ』
・『上司が部下にキビキビ指示する』
・『店員がキビキビしていて気持ちがいい』

「バタバタ」の例文

「バタバタ」の例文

・『強風でトタン屋根がバタバタする』
・『にわとりが羽をバタバタさせる』
・『コロナで大勢の人がバタバタ亡くなる』
・『年末年始はどこの家もバタバタする』

まとめ

まとめ

今回は「キビキビ」「バタバタ」について紹介しました。

「キビキビ」「はっきりしている」「バタバタ」「慌ただしい」と覚えておきましょう。