「未定」と「不明」の違いについて、詳しく説明していきます。
「未定」とは?意味や使い方
「未定」は、「まだ(そうとは)決まっていない」という表現になります。
「それについてはまだ未定だ」のような使われ方が多く、まだ決まっていないという場合の定番の言葉として用いられています。
また、「未定ながら~」とすると、そうと決まった訳ではないものの、それ以下に続く内容にそうなるかも知れないという使い方になり、明確にせず(決まっていたとしても)曖昧に答えておきたい時には便利な表現になります。
「不明」とは?意味や使い方
「不明」は、「全く分かっていない」ことを表す言葉です。
よって、「それについては不明だ」とした時には、何も分かっていないと言っているのと同じです。
「原因不明」や「正体不明」、「行方不明」のような使われ方が多く、それぞれ原因は全く分からない、正体が全く分からない、行方が全く分かっていないといった解釈になります。
また、「未定」と同じく、「不明ながら~」として、分かってはいないながら、その後に続くことについて、ある程度の予想や想像はしている(それを語っている)という使い方もできる言葉となっています。
「未定」と「不明」の違い
このように、「未定」は決まっていないことで、「不明」は分からないという場合に使う言葉です。
これらの意味には明確な違いがある為、それほど似ている言葉という訳でもありません。
「不定」としても、「未定」と同じく、決まっていないという意味になりますが、こちらは遭えて「決めていない」時に用いられることが多い表現となっており、お店で「不定休」と使われている場合には、休みの日は決めていないという解釈で使っていると考えていいでしょう。
まとめ
「未定」と「不明」には、このような違いがあります。
言い換えにもならず、意味合いが異なる言葉なので、間違えて使うことはあまりないでしょう。