この記事では、「目まぐるしい」と「慌ただしい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目まぐるしい」とは?
「目まぐるしい」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「目まぐるしい」は「めまぐるしい」と読みます。
「目まぐるしい」は「物の動きや変化が、追うことができないほど早いこと」という意味があります。
例えば、卓球の試合を見ていると、選手とボールの動きが早すぎて、目で追うことができないと感じるかもしれません。
このような時、「卓球選手同士の、目まぐるしいラリー」などと表現することができます。
また、野球のペナントレースが接戦で、順位が毎日のように入れ替わる場合、「順位が目まぐるしく入れ替わる」などと言うことができます。
また、田舎で暮らしている人が、東京の都心を訪れたとき、物や人が多く、さらに動きが早いため、「都心はめまぐるしく感じる」などと言うかもしれません。
「慌ただしい」とは?
「慌ただしい」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「慌ただしい」は「あわただしい」と読みます。
「慌ただしい」は「物事をしようとして、しきりに急き立てられる様子」という意味があります。
また「落ち着きなくせわしない様子」という意味があります。
例えば、年末になると、忘年会があったり、年賀状を書いたり、大掃除をしたり、お正月の買い物をしたりと忙しくなります。
このような状況を「年末は何かと慌ただしい」とか「慌ただしい年の瀬」などと言い表すことができます。
また、仕事中にたくさんのタスクを同時進行するようなとき、「仕事が慌ただしいため、集中できない」などと感じるかもしれません。
また「慌ただしい」には、「状況の移り変わりが急で、一定しない様子」という意味があります。
例えば、経済界の移り変わりが急な様子を、「経済界の慌ただしい動き」などと表現することができます。
「目まぐるしい」と「慌ただしい」の違い
「目まぐるしい」と「慌ただしい」の違いを、分かりやすく解説します。
「目まぐるしい」は「物の動きや変化が、追うことができないほど早いこと」という意味があります。
次に「慌ただしい」は「物事をしようとして、しきりに急き立てられる様子」、また「落ち着きなくせわしない様子」という意味があります。
どちらも、ついて行くのが大変な状況を意味している言葉になります。
ただし、「目まぐるしい」という場合は、状況の変化に対して、ついて行くのが大変という意味がありますが、「慌ただしい」という場合は、忙しくて大変だというニュアンスがあります。
このように、ついて行くのが大変なとき、「変化」が大変な場合は「目まぐるしい」を、「忙しさ」が大変な場合は「慌ただしい」を使うようにしてみましょう。
まとめ
「目まぐるしい」と「慌ただしい」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、ニュアンスの違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知り、使い分けていきましょう。