「癒し」と「安らぎ」の違いとは?分かりやすく解釈

「癒し」と「安らぎ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「癒し」「安らぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「癒し」とは?

「癒し」とは?

肉体の疲れや精神の苦痛などを和らげること、また和らぐことです。

「癒す」には、病気やケガを治す、つらさや苦しさを和らげるという意味があります。

「癒し」という場合には、高血圧、がん、糖尿病など西洋医学が診断する病気を治すことではありません。

すり傷などは放置していれば自然治癒力の働きによって治りますが、このことを指しているのでもありません。

「癒し」という場合、肉体的なことについてだと、疲労が和らぐといった意味になります。

たとえば、毎日残業続きで体が疲れていたとします。

そんなとき、休日に温泉に行ったり、マッサージを受けたりすると、体の疲れが少し和らいだように感じられます。

このようなことを意味する言葉です。

精神的なことについてだと、ストレスが多い状態のつらい精神状態が和らぐ、気持ちが安らぐといったことを意味します。

動物が好きな人ならペットの動画を見ると、愛らしさに思わず顔がほころんでしまうことでしょう。

このとき、つらいことは忘れているはずです。

音楽が好きな人なら、好きな音楽を聞いているときには、嫌なことやつらいことを忘れて、気持ちが少し明るくなることでしょう。

こういったことを意味している言葉です。

「癒し」の使い方

肉体の疲れが和らいだり、精神的なつらさが和らいだりすることを指して使用します。

つらさなどを和らげてくれる物を指しているのではありません。

「安らぎ」とは?

「安らぎ」とは?

荒々しいところがなく、ゆったりとした気分のことです。

気分を指している言葉です。

休日の朝、これから何もすることがなく、バタバタする必要がありません。

コーヒーでも飲もうかとインスタントではないコーヒーを淹れました。

そして、ひとりゆっくりと飲みます。

外はいい天気で、気温はちょうどよいです。

このとき、気分は穏やかでゆったりしています。

この気持ちを意味する言葉です。

コーヒーを飲めばこの気持ちになるのではありません。

これから仕事に出かけなければなりません。

朝食をゆっくり食べている暇がないので、コーヒーだけで済ませました。

そして、身支度をしてバタバタと家を出ます。

この状態は「安らぎ」が意味しているものではありません。

「安らぎ」の使い方

気持ちを指して使用する言葉です。

荒々しいところがなく、ゆったりした気持ちをいいます。

「癒し」と「安らぎ」の違い

「癒し」と「安らぎ」の違い

「癒し」は肉体的・精神的なつらい状態が和らぐことです。

「安らぎ」は気持ちのことです。

ペット動画を見て精神的なつらさが和らいだら「癒し」といいます。

このとき穏やかな気持ちになったら「安らぎ」を得たことになります。

「癒し」の例文

「癒し」の例文

・『癒しを求めている』
・『癒しが必要だ』
・『癒しの空間』

「安らぎ」の例文

「安らぎ」の例文

・『安らぎを得られる場所』
・『それが安らぎにつながる』
・『安らぎを感じる』

まとめ

まとめ

一方はつらさが和らぐこと、もう一方は穏やかな気持ちのことで、意味が異なります。