「欲求」と「感情」の違いとは?分かりやすく解釈

「欲求」と「感情」の違い言葉・カタカナ語・言語

「欲求」「感情」は、似た使い方もできる言葉ですが、根本的な意味は異なります。

「欲求」と「感情」の違い

「欲求」と「感情」の違い

「欲求」とは、欲しいと思う心や気持ちという解釈になる言葉です。

「甘い物への欲求がどうしても無くならない」と使うと、どうしても甘い物が諦め切れないという意味だと考えていいでしょう。

また、この言葉はただ「欲しい」という意味だけでなく、本能として欲しているものとも使われることがあり、「食欲は、人間の三大欲求のうちの1つだ」のように用いられる場合もあります。

「感情」は、心の動きの表現になります。

何かを欲しいという思うもその1つで、おかしいと思うことや腹が立つことなど、その種類は数多く、どれもそのような「感情」だと表すことができます。

それぞれ物が欲しいと思う感情(いわゆる物欲)、おかしいと思う感情、怒りの感情のように表せます。

「欲求」を使った例文と意味を解釈

「欲求」を使った例文と意味を解釈

「欲求」を使った例文と、その意味の解釈です。

この言葉を使って何かが欲しいことの表現とすると、比較的強くそのように思っているという意味になります。

「自分には承認欲求というものがあまりない」

この「承認欲求」とは、人から認められたいと思う「欲求」のことで、その内容は、ビジネスで上司に認められたいと思うことから、SNSで肯定的なコメントが欲しいと思う程度の場合まで様々ですが、人間には基本的にこのような欲求が少なからずあると言われています(先の三大欲求には入りません)。

「感情」を使った例文と意味を解釈

「感情」を使った例文と意味を解釈

こちらは「感情」を使った例文と、その意味の解釈です。

人間はこれによって動く動物だと表現されることも少なくありません。

「彼はすぐ怒りの感情をもつので、あまり関わりたくない」

怒りっぽい人だと言っている使い方になっています。

この「感情」は、それをもつ、出る、湧き上がるなどという形で用いる言葉で、それが薄い、もっていないなどとも使われます。

まとめ

まとめ

「感情」のうちの1つが「欲求」だと表現できなくもなく、「欲しいと思う強い感情」のことだと解釈することができます。