「増やす」と「増える」の違いとは?分かりやすく解釈

「増やす」と「増える」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「増やす」「増える」の違いを分かりやすくご説明していきます。

「増やす」とは?

「増やす」とは?

「増やす」【ふやす】とは、人が自分の意思を持って意図的に物や人を多くすることを意味しています。

今の少ない状況から量を多くして、重量を増やしたり、人数が少ない状況から増やして人数を多くするときに使います。

主に、「度合い」を表すときに使う言葉であり、量が増えたことを簡単に言い表せる言葉となります。

使い方としては、「財産を増やす」「今よりもお金も増やす」と少ないお金を自分が努力して増やしていき、少しでもお金のある人生にしていこうと決意するときに使います。

また、「家族を増やす」「ペットを増やす」という使い方では、人の人数や動物を多くすることでこれから笑い声が絶えない家族にしたいという考え方を表せるわけです。

「増える」とは?

「増える」とは?

「増える」【ふえる】とは、主に数や量を多くしていくことを表すときに使います。

「お金が増える」「財産が増える」と過去よりも数量が多くなった状況を言い表せる言葉になり、嬉しい状態になったことを表せる言葉になるわけです。

ゆっくりと財産が「増える」こともあれば、すぐに財産が増えていくこともありますが、いずれにしても現在よりいい方向へと向かう自分の状態を伝えられる言葉になります。

しかし、人が増えすぎて住む場所が失われたり、体臭や糞尿などの臭いが酷くなるなど悪い状況に陥ることもあり、一概にいいことばかりに使える言葉ではありません。

「増やす」と「増える」の違い

「増やす」と「増える」の違い

「増やす」「増える」の違いを、分かりやすく解説していきます。

自らが意図的に量を今の状態から多くすることを「増やす」と言い、数や量が今よりも多くなっていく状態を言い表すときに「増える」と表すという違いがあります。

しかし、どちらも人や動物などの生き物や、お金、服、装飾品、本など幅広いものの程度を表すときに使える言葉でもあるところは同じです。

「増やす」の例文

「増やす」の例文

・今のままでは老後が心配なのでパートして貯金を「増やす」ことにした。

・お菓子を作っていて甘みが足りないと感じたので、砂糖の量を「増やす」と美味しいマフィンに仕上がった。

不安を抱えた状態から脱却し、より安心した未来にしようと考えたとき、人はお金を増やすため、早いうちに対策する人もいます。

料理でも調味料の量が物足りないなと感じたときは、早めに対策することで美味しい料理が作れるのです。

「増える」の例文

「増える」の例文

・わが街が誇る秋刀魚の漁獲量は衰退していたが、最近はまたその量が「増える」兆しを見せている。

・空き家が増加する地区では犯罪が「増える」ことが懸念される。

年々、魚の収穫量が激減する日本ではサンマの獲れる数も減っていましたが、気候によっては「増える」こともあります。

また、空き家が増えている地区は空き巣や不法占拠などの犯罪が多くなり、危険だと感じる地域の住民は見回りして治安維持に力を入れています。

まとめ

まとめ

自らの考えと工夫によってはお金も人も「増やす」ことができますが、「増える」のは自分というよりも運や偶然が重なった結果で増えていきますので、早めに対策して、実行することで未来を明るく過ごせる人になれるのです。

あとは健康的な生活で元気ある体力作りを心がけて、幸せになれるよう頑張る人を目指せる人になるように考えて実行してみるといいでしょう。