「応接」と「接待」の違いとは?分かりやすく解釈

「応接」と「接待」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「応接」「接待」の違いを分かりやすく説明していきます。

「応接」とは?

「応接」とは?

訪れた人を客として入れて、その相手をすることです。

やってきた人に対して、言葉で相手をすることを意味します。

我が家に叔母がやってきました。

やってきた叔母を玄関で返すのは失礼なので、家の中に入ってもらいました。

家の中に入ってもらっても、立ったままであったり、お茶など何も出さないのは失礼です。

そこで、椅子に座ってもらい、お茶を出しました。

何も話さないのも変で、また叔母は何か用があってきたに違いないので、話しをしました。

訪れた人を放っておくことはしないのです。

このように相手をすることを意味します。

この言葉は、特に言葉で相手をすることを意味しています。

そのため、お茶やお菓子などを出さなくても、言葉で訪れた人の相手をしていればこの言葉が指すものです。

しかし、言葉で相手をするときには、お茶などを出すことが一般的です。

「応接」の使い方

来た人を客として入れて、相手をすることを指して使用します。

言葉を使って相手をすることを意味しており、豪華な食事を出さなくてもこの言葉は使えます。

「接待」とは?

「接待」とは?

「接待」には3つの意味があります。

1つめは客を心を込めて世話するです。

特に飲食物を振る舞うことをいいます。

この行為は主に客に喜んでもらうために行われます。

そのため、飲食店でこの行為をする場合は、世話をする側が料金を出すことが一般的です。

提供する料理は、相手が喜ぶものを選びます。

ゴルフなどスポーツによってこの行為がされることもあります。

相手に楽しんでもらえるように注意をしながらプレーをします。

2つめは、人の集まるところで一般の人たちに湯茶などを振る舞うことです。

特別な人だけに対して行われるものではなく、一般の人たちに対して行われます。

3つめは、寺の門前や往来などに湯茶などを出しておき、そこを通る修行僧に振る舞うことです。

「接待」の使い方

心を込めて相手の世話をするという意味で使用されています。

特に飲食物でもてなすことに使われます。

「応接」と「接待」の違い

「応接」と「接待」の違い

相手をすることという意味合いが似ていますが、どのように相手をするのかという点に違いがあります。

「応接」は特に言葉で相手をすることをいいます。

「接待」は飲食物でもてなすことをいいます。

言葉だけで終わるということはありません。

「応接」の例文

「応接」の例文

・『応接間に案内する』
・『係の人が応接してくれた』
・『応接用のソファーとテーブル』
・『偉い人を応接する』

「接待」の例文

「接待」の例文

・『接待をする係』
・『料亭で接待をする』
・『接待をする店を決める』
・『日曜日は接待ゴルフ』

まとめ

まとめ

相手に対応をするという意味が似ていますが、一方は特に言葉で相手をすることを意味し、もう一方は飲食物でもてなすことを意味しており、どのように相手をするのかという点に違いがあります。