「修繕工事」と「改修工事」の違いとは？分かりやすく解釈

「修繕工事」と「改修工事」は似ている様ですが、一体どの様な点が違うのでしょうか。

それぞれの言葉の意味と概要についても紹介します。

「修繕工事」とは?

「修繕工事」の意味と概要について紹介します。

「修繕工事」は、「建物の性能を維持する為に、元の状態に近づく様にして、資産価値を回復することを目的とした工事」のことです。

故障や不具合が生じた部分を修理して、元通りに使用できる状態にします。

「修繕」とは、「経年劣化や外的要因より、不具合が発生した建物や設備などに対して、問題の部分の機能を回復させて支障なく使える状態にすることを言います。

応急処置ではなく、建物の資産価値を元通りにすることを目的としています。

「改修工事」の意味と概要について紹介します。

「改修工事」は、「建物を原状復帰させるだけではなく、より高い機能や性能にして、資産価値を向上させることを目的とする工事」のことです。

工事が終わった後にはよりグレードアップした住まいになっています。

「改修」とは、元の機能や性能を回復させると同時に、時代の変化による住環境の向上に合わせて、より高い機能や性能に作り変えていくことを言います。

既存の建物よりもより過ごし易くなり、生活水準がアップすることを目的としています。

「修繕工事」は、「建物の性能を維持して元の状態にまで回復させる工事」です。

「改修工事」は、「住環境の向上に合わせてより高い性能や機能に変える工事」です。

2つの違いは「原状復帰かグレードアップか」という点です。

「修繕工事」と「改修工事」の違いは、元通りにするかより高性能にするかという点です。

マンションに住んでいる人は、これからどの様な工事が行われるのか理解しておくと良いでしょう。