「順序」と「順番」の違いとは?分かりやすく解釈

「順序」と「順番」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「順序」「順番」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「順序」とは?

「順序」とは?

「順序」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「順序」「じゅんじょ」と読みます。

「順序」は、「ある基準にしたがった並び方や、その位置」という意味があります。

例えば、小学生を「身長」を基準にして並べる時、「背の順序に並ぶ」などと言います。

また、家の本棚を整理するときに、著者名の「あいうえお」を基準に並べることがあります。

このようなとき、「あいうえおの順序で、本を並べる」などと言います。

次に「順序」には、「物事をする手順や段取り」という意味があります。

例えば、会社で仕事の提案をするとき、いきなり取締役などに話をするのではなく、直接の上司や部署の責任者に話を通すのが手順になっている会社があると思います。

このような場合は、「まず直接の上司に提案するのが順序だ」などと言います。

また、このような段取りをきちんと踏んでいくことを「順序を踏む」と言います。

このように「順序」には、ある基準にそった並べ方、また手順や段取りという意味があります。

「順番」とは?

「順番」とは?

「順番」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「順番」「じゅんばん」と読みます。

「順番」「順序に従ってかわるがわる、そのことに当たること」という意味があります。

例えば、予防接種を打つとき、一列に並び、自分の番が来るのを待つことがあります。

このような様子を「予防接種の順番を待つ」と言います。

また、新学期になると、生年月日順に並べられた机に座る生徒が、かわるがわる自己紹介をしていく様子が学校で見られます。

このような場面を「生徒が生まれた順番に自己紹介する」などと表現することができます。

さらに、合コンの場などで目の前にいる二人の異性を、交互に見る時、「順番に見比べる」などと言います。

このように、「順序」に従い、かわるがわる何かをするとき、「順番」という言葉を使ってみましょう。

「順序」と「順番」の違い

「順序」と「順番」の違い

「順序」「順番」の違いを、分かりやすく解説します。

「順序」は、「ある基準にしたがった並び方や、その位置」という意味があります。

一方で「順番」「順序に従ってかわるがわる、そのことに当たること」という意味があります。

例えば、背の順や、あいうえお順に並ぶ様子、また位置などを「順序」と呼ぶのに対して、その「順序」をもとにして、何かをするとき「順番」と呼びます。

そのため、「背の順序で並び、その順番で予防接種をする」というような使い方をすることができます。

このように、並び方に関しては「順序」を使い、さらに「順序」を生かして何かをするときは「順番」という言葉を使ってみましょう。

まとめ

まとめ

「順序」「順番」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、意味の違いがありました。

違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。