この記事では、「巨人」と「巨漢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「巨人」とは?
「巨人」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「巨人」は「きょじん」と読みます。
「巨人」は「巨大な人間」という意味があります。
特に身長が高い人のことを、「巨人」ということがあります。
「巨人症」という病気があり、身長が異常に高くなる疾患を指します。
また、伝説の生き物として「巨人」が登場することがあります。
英語では「giant(じゃいあんと)」と呼ばれ、長身、巨体の神様や人間、または人間らしき生物のことを指します。
伝説上の「巨人」は、知能が低く、人を食べたりする傾向があります。
しかし、人間に友好的で、人間を救うような役割をすることもあります。
ギリシア神話には、ティターン族という、タイタンとも呼ばれる巨人の神様が登場したり、旧約聖書には、ゴリアテという、巨人の子孫とされる巨人兵士が登場したりしています。
日本でも、日本各地に伝承が残っている「ダイダラボッチ」が有名です。
日本プロ野球の「読売巨人軍」も「巨人」と呼ばれ、「ジャイアンツ」という愛称で呼ばれています。
「巨漢」とは?
「巨漢」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「巨漢」は「きょかん」と読みます。
「巨漢」は「並外れて大きな男性。
大男」という意味があります。
集団の中で目立って大きな人のことを、「巨漢」と呼ぶことがあります。
例えば、クラスで一番大きいだけでなく、他の生徒に比べて並外れて大きいと感じられる男子は、「巨漢の生徒」などと呼ばれます。
スポーツ大会でも、他の選手と比較して、並外れて大きい男子選手に対しては、「巨漢の選手」と呼び、野球選手の場合は「巨漢の大砲」などと呼ばれて、ホームランを打つことを期待されます。
大きな体を持つ男子は、相撲取りになれると言われることが多く、「あれだけの巨漢なら、将来は相撲取りになれる」などと、地域の大人たちに噂されることも少なくありません。
「巨人」と「巨漢」の違い
「巨人」と「巨漢」の違いを、分かりやすく解説します。
「巨人」は「巨大な人間」という意味があり、「巨漢」は「並外れて大きな男性。
大男」という意味があります。
きわめて体の大きな人のことを「巨人」と言うことがあり、その意味では、「巨人」と「巨漢」は同じ意味を持ちます。
ただし、「巨人」は女性に対しても使うのに対して、「巨漢」は男性にのみ使われるという違いがあります。
また「巨人」には「神話や伝説により伝承される巨大な人」という意味があり、ダイダラボッチやゴリアテなどを指す言葉でもあります。
このように、日常的に見られる大きな男性を「巨漢」と呼び、伝説に登場するような大きな人のことを「巨人」と呼ぶという違いがあります。
まとめ
「巨人」と「巨漢」の違いについて見てきました。
「巨人」と「巨漢」には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知り、使いわけられるようにしましょう。