この記事では、「キャラクターデザイナー」と「イラストレーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「キャラクターデザイナー」とは?
ゲームやアニメなどに登場するキャラクターをデザインするデザイナーのことで、一人ですべて決めるのではなく、作品プロデューサーやスポンサー、監督などとの打ち合わせによりデザインが決定していきます。
イラストを描ける人がほぼ大半と言えますが、ラフスケッチ段階までアイデアをキャラクターデザイナーが提出しイラストレーターが仕上げて提出ということもごく希少とは思われますが考えられなくはありません。
なお、キャラクターデザイナーは最近では現代をモチーフにしたある程度リアルな作風のものが増えているため、ファッションを盗用せず現代らしくするという課題がかなりシビアと言えます。
漫画作品においてキャラクターデザイン協力というケースが極稀にありますが、この場合漫画作品の世界にあっていて、連載ペースを落とさずに描けるデザインを提供することが求められます。
キン肉マンという作品はキャラクターを読者公募しており、仕上げは作者が行いますがキャラクターデザイナーが読者という稀有な作品と言えます。
「イラストレーター」とは?
イラストを描く仕事をする人のことで、オリジナルのキャラクターを書いているケースは非商業であるケースが多く、ライトノベルのキャラクターやスマートフォンのゲームのキャラクターを描くというケースがあります。
発注されたイメージを絵にできる能力が必須です。
イラストレーターはストーリーを考える必要はほぼありませんが、イラストレーターからマンガ家になるというケースもあります。
アイドルもののゲームなどキャラクター数がひとつの作品に対して過去のゲームより非常に多くなっているのでイラストレーターの活躍の場は広くなっていると言えます。
マンガと異なりカラーの仕事が基本のため、色塗りのテクニックも披露する仕事でもあります。
なお、アニメ誌の版権イラストはアニメーターが描くケースが大半となっています。
「キャラクターデザイナー」と「イラストレーター」の違い
「キャラクターデザイナー」と「イラストレーター」の違いを、分かりやすく解説します。
キャラクターデザイナーはキャラクターのビジュアルを作り出し、設定なども作り出す人、イラストレーターは絵を描く人で、背景や自動車、プラモデルの箱絵などもイラストレーターが描く場合があり、キャラクターデザイナーよりも幅広い活躍の場があります。
ただしキャラクターデザイナーはイラストレーターの技術を持っているケースが多いと言えます。
まとめ
「キャラクターデザイナー」と「イラストレーター」は比較的関係性が近い仕事で、イラストが描けることがキャラクターデザインのある程度必要要件であることから来ています。
イラストレーターは様々な要件のイラストが有り、背景のイラストなど提案性のないケースもあります。
