この記事では、「出勤簿」と「タイムカード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「出勤簿」とは?
労働者が出勤したことを記録する帳簿です。
この帳簿は職場で使われています。
帳簿というと紙をイメージするかもしれませんが、電子データとして管理されているものもあります。
使用される目的は、労働者の勤務時間を適切に管理するためです。
雇っている側は、労働者の勤務時間などを把握し、適切に管理しなければなりません。
ここに書かれる内容は、労働者の氏名、出勤日、労働日数、出社・退社時間、休日労働をとった日付と時間などです。
個人情報が記載されているため、厳重に管理しなければなりません。
外部に情報を漏らしてはいけないものです。
この帳簿は労働者の勤務時間を管理するためのものなので、会社の経費、収入、物品などについては書かれません。
「出勤簿」の使い方
労働者の勤務時間を記載する帳簿を指して使用する言葉です。
電子データとして保管されているものにも使います。
「タイムカード」とは?
タイムレコーダーに挿入をして、労働者の出勤時間・退勤時間を記録するカードです。
タイムレコーダーは、時刻や時間を計算・記録する器械です。
出勤ボタン、退勤ボタンなどがあり、労働者は出勤したときには出勤ボタンを押してからカードを挿入し、退勤するときには退勤ボタンを押してからカードを挿入します。
人が手を使って時刻などを記入する必要がありません。
カードには、一般的には紙が使用されます。
この紙に時刻が記入されます。
カードを挿入するのは、そのカードの所有者である労働者自らです。
労働者を多くかかえる会社などの場合、人間がひとりひとりの出勤時間・退勤時間を把握するのは大変です。
タイムレコーダーを設置しておくと、ひとりひとりの労働者が自ら記録をつけてくれるため、勤務時間の管理が楽になります。
このカードは仕事があるときには必ず使用しなければなりません。
記録を忘れないように気をつける必要があります。
「タイムカード」の使い方
タイムレコーダーを使って勤務時間を記録するときに使用するカードを指して用いる言葉です。
多くの場合、紙が使用されています。
「出勤簿」と「タイムカード」の違い
労働者の勤務時間を管理するために使用されているものという点が似ていますが、2つのものは同じではありません。
「出勤簿」は帳簿のことです。
ここには、氏名、勤務時間、労働日数、休日勤務などについて書かれています。
「タイムカード」はカードのことです。
出勤した日付け、出勤時刻、退勤時刻が記録されます。
「出勤簿」の例文
・『出勤簿を管理する』
・『出勤簿に書く』
・『出勤簿を作成する』
「タイムカード」の例文
・『タイムカードを挿入する』
・『タイムカードを押し忘れた』
・『自分のタイムカードを手に取る』
まとめ
似たような目的に使われている2つのものですが、記載される事柄やそのものの形に違いがあります。