みなさんが「基本方針」と「指針」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?そこでこの記事では、「基本方針」と「指針」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基本方針」とは?
「基本方針」は「きほんほうしん」という読み方になります。
この「基本方針」とは企業なとのビジネスシーン出て来るのですが、「経営理念を実現するための会社の基本的な姿勢や考え方を示すもの」を指しています。
企業によっては「基本方針」を「経営方針」と表現するケースもあります。
「明確な考え方を打ち立てることによりその方針に沿った経営戦略を打ち出すこと」を目的にしているわけです。
「指針」とは?
「指針」は「ししん」という読み方になります。
この「指針」は「時計など各種計器類につけられた針のこと」という意味がありますが、一般的には「向かうべき方向を示す大方針のこと」を意味しているのです。
「基本方針」と「指針」の違い
ここで「基本方針」と「指針」の違いを見て行きましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?「基本方針」とは「経営理念を実現するための会社の基本的な姿勢や考え方を示すもの」です。
一方の「指針」は「向かうべき方向を示す大方針」という意味になります。
このことから「基本方針」と「指針」は大きな意味合いでの相違点はないと言ってもいいでしょう。
しかし、「指針」が「外部からの示唆や影響によって決めることが多い」のですが、「基本方針」は「自発的に決める時によく使われる」という点が相違点となるかもしれません。
「基本方針」の例文
では、ここで「基本方針」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章が考えられます。
・『当社は創業以来、顧客最優先を基本方針としており、その考えは全く変わっていない』
・『企業における基本方針はいつの時代にあっても揺るぐことのないものだ。まさに不易流行と言ってもいいだろう』
「基本方針」はビジネスシーンでよく使われている言葉ですが、これが企業活動のベースとなっていることが分かります。
「指針」の例文
続いて「指針」について考えてみましょう。
具体的な使い方としては、以下のような例文が挙げられます。
・『コンサルタントのアドバイスを指針の1つとして、今後、我が社の方向を検討してみることになった』
・『指針は1つに絞らないと、足元がふらついてしま、い地に足の着いた事業ができない』
「指針」もビジネスの場面でよく使われている言葉です。
事業を進めていく中で基本的な考え方の源泉になったりすることがあるので、意識しておきたい言葉でもあります。
まとめ
ここまで「基本方針」と「指針」の意味と違いを説明してきました。
これらの言葉はビジネス業界では必ず出て来る言葉の1つです。
そのためにどのような場面で使われるのか、言葉の真意もしっかりと理解してマスターしておきたいものです。
是非参考にしてください。