「器具」と「機器」の違いとは?分かりやすく解釈

「器具」と「機器」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「器具」「機器」の違いを分かりやすく説明していきます。

「器具」とは?

「器具」とは?

動力を受けて働きをするものや、人間が役に立たせるために使う手で扱うものなどの中で、比較的簡単なもののことです。

人間は料理をするときに、自分の手だけでなく物を使います。

たとえば、包丁、ピーラー、泡立て器、鍋、ザル、フライ返し、計量カップなどです。

これらは手で扱える簡単なつくりのものです。

こういったものは「調理器具」といいます。

人間には体温を一定に保つ仕組みが備わっていますが、気温が低くなると寒く、体温を保つのが難しくなります。

そこで、室内を温めるための道具を使用します。

たとえば、エアコン、オイルヒーター、石油ストーブ、パネルヒーター、ガスストーブ、セラミックファンヒーターなどです。

これらは「暖房器具」といいます。

「器具」の使い方

人間が役に立たせるために使うものの中で、比較的簡単なものを指して使用する言葉です。

日常生活で使っているものを指してこの言葉を使うことが多くあります。

工場などで使う大型のものには使用しないことが一般的です。

「機器」とは?

「機器」とは?

機械・器械・器具の総称です。

機械は動力を受けて一定の働きをするものや、実験や測定などに用いる道具のことです。

スーパーやコンビニでは、袋に入れらえたパンが売られています。

大手メーカーのものだと、動力を受けて袋に入れるという仕事をするものによって、袋詰めの作業が行われています。

これは「包装機械」などといいます。

器械は動力を受けて一定の仕事をするものや、実験や測定などに用いる道具の中でも、人間が手で扱うことができる比較的小規模なもののことです。

こういったものの総称を「機器」といいます。

たとえば、電子工学の技術を応用したものに、テレビ、ゲーム機、デジタルカメラ、プリンター、DVDプレーヤーなどがあります。

これらのことを「電子機器」といいます。

パソコンを使うには本体以外にも、マウス、キーボードディスプレイ、スピーカーなどが必要です。

これらは「周辺機器」といいます。

「機器」の使い方

動力を受けて動くもの、実験などに用いるものなどの総称として使う言葉です。

「器具」と「機器」の違い

「器具」と「機器」の違い

「機器」は動力を受けて一定の仕事をするものや、測定や実験などに用いる道具の総称です。

その中に「器具」が含まれます。

「器具」は人間が役に立たせるために使うものの中で、比較的簡単なもののことです。

「器具」の例文

「器具」の例文

・『器具の手入れをする』
・『器具の点検をする』
・『医療器具をそろえる』
・『暖房器具を使う』

「機器」の例文

「機器」の例文

・『デジタル機器を取り入れる』
・『業務用の機器』
・『故障した機器を修理する』
・『家庭用の機器を製造している企業』

まとめ

まとめ

人間が役に立てるために使うものを指している言葉です。

一方はさまざまなものの総称で、その中にもう一方の言葉が含まれます。