「揺れる」と「震える」の違いとは?分かりやすく解釈

「揺れる」と「震える」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「揺れる」「震える」の違いを分かりやすく説明していきます。

「揺れる」とは?

「揺れる」とは?

「揺れる」には2つの意味があります。

ひとつめは、上下・左右・前後などに連続的に動くことです。

一度だけ動くことではなく、動いている状態が続いている場合をいいます。

でこぼことした道を車で走ることで説明をします。

整備された道であれば、車はすーっと進んでいきます。

ところが、でこぼことしているとこうはいきません。

車のタイヤがでこぼこにはまってしまい、車体は右に左にと動きます。

これは一度だけでなく、でこぼことした道を進んでいる限りは続きます。

このときの動きを意味するものです。

今度はペンライトのことで説明をします。

コンサートでは観客がペンライトを持っていることがあります。

これを観客は手に持って右に動かしたり、左に動かしたりします。

一度だけ右に動かすといったものではなく、右、左と続けて動かします。

このような動きを指す言葉です。

もう一つの意味は、落ち着いていない状態、変化のある状態になることです。

たとえば、デモが起こると社会は平常ではいられなくなります。

そのような状態を指します。

好きな人ができたときなどには、感情がこの状態になることがあります。

「揺れる」の使い方

継続して上下・左右・前後などに動くことという意味で使用されることが多いです。

気持ちの面についても使います。

「震える」とは?

「震える」とは?

「震える」には2つの意味があります。

ひとつは、上下・左右・前後などに細かく動くことです。

動き方が細かく、それが継続している場合をいいます。

たとえば、地震があると窓ガラスがカタカタと音を立てることがあります。

このとき、窓ガラスは少しだけ動いています。

一度だけぐらっと動くのではなく、カタカタ継続して動いています。

この動きを指す言葉です。

もう一つの意味は、寒さや恐怖などによって、体が短時間に小さく動くことです。

寒いときには、思わずぶるっとしてしまいます。

このとき、ごくわずかな時間にほんのわずかに体が動いています。

このような、動く時間が短く、動きの幅が小さいものをいいます。

「震える」の使い方

継続して小さく動くという意味で使用をします。

一度だけしか動かないこと、動きの幅が大きいことには使用しません。

「揺れる」と「震える」の違い

「揺れる」と「震える」の違い

上下・左右・前後などの動きを意味する点が似ていますが、動きの大きさに違いがあります。

動きが大きいのは前者です。

どちらも一度だけ動くことではなく、続けて動くことを指しています。

「揺れる」の例文

「揺れる」の例文

・『会場が揺れる』
・『強風で樹木が揺れる』
・『頭が揺れる』
・『カーブで電車が揺れる』

「震える」の例文

「震える」の例文

・『震える手をおさえる』
・『寒さで体が震える』
・『緊張して震える』
・『声が震える』

まとめ

まとめ

動きを意味しており、動き方が似ている2つの言葉ですが、動きの大きさに違いがあります。