この記事では、「仕組み」と「仕掛け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仕組み」とは?
「仕組み」の意味と使い方について紹介します。
意味
「仕組み」は「しくみ」と読み、「ものごとの構造や骨組み」「ものごとを上手く運ぶ為に練られた計画」「芝居や小説などの趣向」という意味があります。
使い方
「仕組み」は、ものごとの構造がそうなっている状態や、その通りに流れていく様に考えられた手順などを表す言葉です。
「仕」は「つかえる」とも読みますが、「仕組み」の場合、動詞「する」の連用形「し」の当て字で、本来は「し組み」と使われていたものです。
「組み」は「2つ以上のものを取り合わせてひと揃いにしたもの」「ものごとを一緒にするまとまり」という意味です。
「仕組み」で、「ものごとを一緒にする為にまとまること」→「構造・骨組み」という意味で使われているのです。
「仕掛け」とは?
「仕掛け」の意味と使い方について紹介します。
意味
「仕掛け」は「しかけ」と読み、「相手に先に攻撃をなどをすること」「目的の為の装置」「策略」「やり方」という意味があります。
使い方
「仕掛け」は、ものごとを上手く運ぶ為に、先んじて策略や装置などを準備しておき、相手が行動してくるのを待つことを言います。
「仕掛け花火」は地上にセットしておき、火をつけて打ち上げる花火の事を言います。
「掛け」は「かける」とも読み、「かける」「つりさげる」「かかわり」「かけ金」という意味があります。
ビジネスでは、今ある構造や骨組みなどを使って思い通りにものごとが動く様に工夫することを言います。
「仕組み」と「仕掛け」の違い!
「仕組み」は、「何かをうまく動かす為の構造や骨組みのこと」です。
「仕掛け」は、「仕組みを使って思い通りに動かす工夫のこと」です。
まとめ
「仕組み」と「仕掛け」は、どちらも支え合って機能するものです。
ビジネスではよく使われる言葉ですので、覚えておきましょう。