この記事では、「何分」と「何分間」の違いを分かりやすく説明していきます。
時間にまつわる表現を覚えていきましょう。
「何分」とは?
何分(なんふん・なんぷん)とは、何時何分かということ。
指定された時間を尋ねたり、今の時刻を聞いたりする表現です。
そのため「いま何分ですか?」と聞くと、今の時刻をまわりの人に尋ねられます。
また「待ち合わせは何分ですか?」と質問すると、その場所に行くべき時刻を教えてもらえます。
12時30分や7時15分など、きっかりその時刻をあらわす表現が「何分」です。
また「何分」は「なにぶん」とも読めます。
こちらはビジネスの表現で「どうぞ」と同じ意味があります。
そのため「何分よろしくお願いします」というのは「どうぞよろしくお願いします」の改まった言い方になります。
読み方によって、意味が大きく異なってくるので注意しておきましょう。
「何分間」とは?
何分間(なんふんかん・なんぷんかん)とは、まとまった時間の単位をあらわします。
連続しておこなう時間、使用できる時間の「ひとつの区切り」です。
何分間はサービスを受けられる時間を、尋ねるときに使います。
たとえば「食べ放題は何分間ですか?」と質問すると、バイキング形式のレストランで、どのくらいの飲食できるのか尋ねられます。
また「何分間、借りられますか?」と質問すると、どのくらいの時間そのアイテムをレンタルできるのか、質問できます。
途切れがなく、連続して流れていく時間のまとまりが「何分間」です。
「何分」と「何分間」の違い
いずれも同じ漢字が使われているので、紛らわしいです。
「何分」と「何分間」の違いを、分かりやすく解説します。
・ピンポイントの「何分」継続する「何分間」
「何分」と「何分間」はどちらも、時間を尋ねるときに用います。
ただその意味合いは、大きく異なっています。
まず「何分」とは、10時5分や13時45分など、ある特定の時刻ぴったりを指します。
過去や未来は関係なく、ピンポイントでその時刻をあらわすのが「何分」です。
そのため「何分ですか?」と質問すると、単純に今の時刻を聞けます。
また「会議は何分からですか?」と聞くと、ミーティングの始まりを尋ねられます。
知りたい時刻を指定して、質問できるのが「何分」です。
一方で「何分間」は、ある時刻とある時刻のまとまり、間隔をあらわします。
そのため「何分間ですか?」と聞くと、スタートから終わりまで、どのくらいの時間があるのか質問できます。
始まりと終わり、2つの時間軸を結び付けているのが「何分間」です。
「何分」がある時刻ぴったりを表現するのに対して「何分間」はある時刻とある時刻の、間をあらわします。
まとめ
「何分」と「何分間」の違いを分かりやすくお伝えしました。
「何分」とは、特定の時刻をあらわします。
「何分?」で現在時刻を質問できます。
また「何分間」は始まりと終わりの、時間帯をあらわします。
「何分間?」は、続けてどのくらい使用できるのか、質問できる表現になります。
語彙力を養っていきましょう。