「機嫌がいい」と「気分がいい」の違いとは?分かりやすく解釈

「機嫌がいい」と「気分がいい」の違い二語の違い

似たような意味を持つ「機嫌がいい」「気分がいい」

この言葉には、どのような違いがあるのか。

この記事では、「機嫌がいい」「気分がいい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「機嫌がいい」とは?

「機嫌がいい」「機嫌」とは、快といった感情や不快といった感情などを意味します。

その人の意向や思惑といった意味もあり、人の気持ちなどが表情、態度などに現れるものが「機嫌」です。

その結果、「機嫌がいい」は、愉快な様子を意味する言葉となります。

言い換えれば、「ご機嫌」「上機嫌」「好調子」などとなります。

このような状態とは異なり、不快な様子を「機嫌が悪い」と言います。

「機嫌がいい」の使い方

誰が「機嫌がいい」のかといった使い方が多く、「母の機嫌がいい」「先生の機嫌がいい」などといった形で用います。

「気分がいい」とは?

「気分がいい」「気分」とは、快や不快などが持続するもの、漠然とした心身の状態を意味します。

何かの状況によってもたらされる心持ちや身体の状態によって生じる気持ちとなります。

その結果、「気分がいい」は、何かがあった結果、快の気持ちが続くこと、身体的に心地よい状態が続くことを意味します。

言い換えれば、「心地よい」「気持ちがいい」「いい気分」「楽しい」などとなります。

このような状態とは異なり不快な場合、「気分が悪い」と言います。

「気分がいい」の使い方

「少し気分がいい」「ずいぶん、気分がいい」「今日は気分がいい」などといった形で用いられます。

「機嫌がいい」と「気分がいい」の違い

「機嫌がいい」「気分がいい」も快な気持ちや状態を表す言葉ですが、「機嫌がいい」は他人から見ても、その様子がわかるものを意味し、「気分がいい」は、その本人の気持ち、感じ方といったものとなります。

そのため、同じ愉快な気持ちであっても、それが周りの人に伝わっている場合は「機嫌がいい」となり、自分自身でそう感じて椅子場合は「気分がいい」ということになります。

周りから見てもわかるのか、それとも、自分だけで感じるものなのか、といった違いが「機嫌がいい」「気分がいい」の違いです。

「機嫌がいい」の例文

・『今日は朝から母の機嫌がいい』
・『昨日、何か良いことがあったのか妻の機嫌がいい』
・『いつもなら叱られているところだが、母の機嫌がいいので叱られずに済みました』
・『部長は、お世辞でも褒めると機嫌がいい』

「気分がいい」の例文

・『今日は、いい天気で朝から気分がいい』
・『よく眠ることができたおかげで、気分がいい』
・『今日は、体調も良く気分がいいです』
・『朝から元気に挨拶すると、気分がいいものです』

まとめ

基本的に「機嫌がいい」は周りの人がその人に対し思うこと、感じることであり、「気分がいい」は、自分自身が思うこと、感じること、といった違いがあります。

このように、周りの人が感じるものなのか。

自分自身で感じるだけのものなのか。

といった違いが、この2つの言葉にはあります。