この記事では、「朝日」と「旭」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「朝日」とは?
東から上空に昇り、地球を明るく照らす太陽を「朝日」【あさひ】といいます。
「朝日が昇り、富士山の姿が浮かび上がった」と標高が高い山よりも高く昇る太陽の立派さが伝わるのです。
また、「朝日が降り注ぐ」といえばいかに明るい太陽の光が指し込み、家の中が照明もいらないほど明るくなったか伝えられます。
「旭」とは?
朝になると上空にのぼっていく太陽を「旭」【あさひ】といいます。
使い方としては、「旭光」【きょっこう】が山脈や田畑を照らすほどいかに朝日の光がさんさんと降り注ぐ「朝日」の光を表し、広範囲を明るく照らすのです。
漢字の成り立ちは太陽を指す「日」と、人の動きを表す「九」を掛け合わせています。
2つの漢字により遮っていた物が無くなり、地平線に太陽光がくっきり姿を現して光輝く姿を指すのです。
「朝日」と「旭」の違い
ここでは「朝日」と「旭」の違いを、分かりやすく解説します。
季節によって昇る時間が変わる「朝日」は太陽を指します。
「朝日」を浴びると自律神経の乱れが解消され、1日を前向きに過ごせるようになるのです。
「朝日がのぼる」といえばとても勢いがある様子を表すほど、朝は浮遊物質や水蒸気の量が空気中に少ないためきれいに見えるのです。
また、「朝日」のセロトニンは体内時計を正常にする効果があります。
もう一方の「旭」も「朝日」と同じように太陽が昇る様が伝わりますが、「旭光」と表現するときいかに明るい太陽の光であるか表すのです。
また、名前に使われているのも、昇る「朝日」の様子を連想させます。
そのため、前進する人間になれるように願いが込められています。
「朝日」の例文
・『起床した妹は庭に立ち、10分朝日を浴びる』
・『朝日が富士山を照らす絵に多くの人が集まった』
「旭」の例文
・『旭光が水面を明るく照らすと、魚が勢いよく飛び跳ねた』
・『過去には日本軍が掲げる旗に、旭日旗が使われていた』
まとめ
あさひと読みますが、使い方に違いがあります。
どう使うかに注目して、うまく表現してみるのも楽しい言葉遊びとなるでしょう。