この記事では、「呼ぶ」と「呼びかける」の違いを分かりやすく説明していきます。
「呼ぶ」とは?
「呼ぶ」は「よぶ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「相手に向かって声に出して名前や感動詞などを言う」という意味で、人に対して声を発することです。
2つ目は「声を出してこちらに来させる」という意味で、相手を自分のところまで来させる為に声を発することです。
3つ目は「お客として招待する」という意味で、ある場所に人を招くことです。
4つ目は「名称を付けて言う」という意味で、本名以外の名前をつけてそれを使うことです。
5つ目は「ある状況を引き寄せる」という意味で、ものごとの流れを作り出すことです。
上記に共通するのは「自分の近くに来させる」という意味です。
「呼ぶ」の使い方
「呼ぶ」は動詞として「呼ぶ・呼んだ」「呼ばれる・呼ばれた」と使われたり、副詞とし「師匠と呼んで敬う」などと使われます。
基本的に、相手に向かって名前や感動詞を声に出して言うことや、相手に働きかけてこちらに来てもらうことや、ある現象を引き寄せることに使われる言葉です。
「呼びかける」とは?
「呼びかける」は「呼び掛ける」とも書き、意味は以下の通りです。
1つ目は「相手に対して声を出して名前を呼ぼうとする」という意味で、動作の直前、言葉の途中でやめることです。
2つ目は「相手に声を発して注意をこちらにむけさせる」という意味で、比較的遠くにいる相手がこちらに気づく様に声を出すことです。
3つ目は「人々に参加や協力を求める」という意味で、広く人々にあることをする様にお願いしたり誘ったりすることです。
上記に共通するのは「人の注意を向けさせる」という意味です。
「呼びかける」の使い方
「呼びかける」は動詞として「呼びかける・呼びかけた」「呼びかけられる・呼びかけられた」と使われたり、副詞として「大勢に呼びかけて協力してもらう」などと使われたり、名詞として「呼びかけに応じる」などと使われます。
基本的に、相手に向かって声を発して注意を向けさせることや、大勢の人に参加や協力を求めることに使われる言葉です。
「呼ぶ」と「呼びかける」の違い
「呼ぶ」は「相手に向かって名前や感動詞を声に出して言うこと」「相手に働きかけてこちらに来てもらうこと」「ある現象を引き寄せること」という意味です。
「呼びかける」は「相手に向かって声を発して注意を向けさせること」「大勢の人に参加や協力を求めること」という意味です。
「呼ぶ」の例文
・『夫が妻を「おい」と呼ぶ』
・『友人が溺れかけたので助けを呼ぶ』
・『誕生パーティにクラスの友達を呼ぶ』
・『来客の為にタクシーを呼ぶ』
「呼びかける」の例文
・『相手に呼びかけて他人であることに気づく』
・『ホーム越しに知人に呼びかける』
・『駅前に立って募金を呼びかける』
・『ワクチンを接種する様に呼びかける』
まとめ
今回は「呼ぶ」と「呼びかける」について紹介しました。
「呼ぶ」は「相手に向かって声を出す」、「呼びかける」は「人に何らかの働きかけをする」と覚えておきましょう。