この記事では、「施設」と「建物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「施設」とは?
「施設」は「しせつ」と読みます。
「施設」は、「ある目的のために建物などをもうけること。
また、その設備のこと」という意味があります。
例えば、街を発展させるために必要な建物をもうけるとき、「公共施設を設置する」などという文章にできます。
また、街に人を呼び込む目的で、ショッピングモールなどの建物を建てる場合は、「町おこしのために商業施設を建造する」などという文章にできます。
「建物」とは?
「建物」は「たてもの」と読みます。
「建物」は、「人が住んだり、物を入れたり、仕事をしたりするために建てたもの」という意味があります。
このように「建物」は、人が作った建造物全般を意味する言葉と考えられます。
例えば、街を歩いているときに目につく建造物に対して、「建物」と表現することができます。
「施設」と「建物」の違い
「施設」と「建物」の違いを、分かりやすく解説します。
「施設」は、「ある目的のために建物などをもうけること。
また、その設備のこと」という意味があります。
一方で、「建物」は、「人が住んだり、物を入れたり、仕事をしたりするために建てたもの」という意味があります。
このように、人が住むためなどのために建てたものなど、建造物全般を広く意味するのが「建物」なのに対して、入院患者を収容させるためなど、ハッキリとした目的がある「建物」を、「施設」と呼ぶという違いがあります。
「施設」の例文
・ 『海外で、施設に収容される』
・ 『長期入院の結果、施設病にかかってしまう』
「建物」の例文
・ 『入社した会社の、立派な建物に圧倒される』
・ 『建物が古くなったので、建て替えを検討する』
まとめ
「施設」と「建物」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。