「赤い」と「赤くなっている」の違いとは?分かりやすく解釈

「赤い」と「赤くなっている」の違い二語の違い

この記事では、「赤い」「赤くなっている」の違いを分かりやすく説明していきます。

「赤い」とは?

赤い色をしているという意味です。

赤といっても、朱色、緋色、紅赤、紅緋など、さまざまな種類があります。

この言葉が指す赤は、やや黄色っぽいものから、やや橙色っぽいものまでを指しています。

よく熟したふじりんごは、この色をしています。

よく熟したトマトもこの色です。

りんごとトマトの色は「赤い」と表現できますが、それぞれ微妙に色が異なります。

しかし、どちらも「赤い」といいます。

夕日もこの言葉が指す色です。

しかし、りんごやトマトと色はまったく違い、やや橙色っぽい感じがします。

こういった色も指す言葉です。

肌の色がこの言葉が指すものになることもあります。

寒いとき、怒ったとき、恥ずかしいときなどは、この色になります。

また、しもやけができたり、肌が炎症を起こしたり、強くたたいたりしてもこの色になります。

「赤い」の使い方

赤い色を指して使用する言葉です。

赤といってもさまざま種類がありますが、黄色っぽいものから橙色っぽいものまでを指しています。

似たような色ですが、ピンクには使用をしません。

「赤くなっている」とは?

赤い色に変わる、赤い色の状態にできあがっているといった意味です。

最初は赤くなかったものが、赤い色に変わること、その状態にできあがることをいいます。

トマトの実は、最初のころは緑色をしています。

葉と同じような色で目立ちません。

しかし、熟してくるとだんだんと赤い色がついてきます。

一気に変わってしまうのではなく、緑色から少しずつ変わってきます。

この間見たときはまだ緑い色だったのに、久しぶりに見てみたら赤い色に変わっていた。

そのような状態をこの言葉は指しています。

普段何でもないときは、皮膚の色は肌色に近い状態です。

捻挫などのケガをすると炎症を起こして、その部分が血液の色を反映したような色になることがあります。

このように、最初は別の色だったものが、この色に変わってくることをいいます。

「赤くなっている」の使い方

赤以外の色が赤い色になること、その状態にできあがることに使用をします。

赤いワンピースなど、もともと赤いものには使用しません。

「赤い」と「赤くなっている」の違い

前者は赤い色のことで、さまざまな色があります。

後者は赤い色のことですが、最初は別の色だったものが、この色に変わること、できあがることをいいます。

「赤い」の例文

・『赤い箱に入れる』
・『赤い靴を履く』
・『赤いふんどし』
・『赤いサクランボ』

「赤くなっている」の例文

・『顔が赤くなっている』
・『手が赤くなっている』
・『リンゴが赤くなっている』
・『葉が赤くなっている』

まとめ

赤い色という点では同じですが、「なっている」という場合は、そのような状態に変わる、そのような状態にできあがっているという意味になります。