「うんざり」とは?言い換えを徹底解釈

「うんざり」とは?言い換え

この記事では、「うんざり」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「うんざり」という言葉の意味

同じ状態が長い間続いたり、同じことを何度も繰り返して行うことで、気持ちが飽きて退屈してしまう際に使われていた「うんざり」という言葉は、退屈で飽きるという意味を持つ「倦む(うむ)」と、ある状態になることを表す「ずあり」を組み合わせた言葉で、「倦むずあり」が次第に変化して、最終的に「うんざり」という表現が定着しました。

「うんざり」という言葉の1つ目の意味は、「物事に飽きて、嫌な気持ちになる」です。

2つ目は「期待外れでがっかりする」さまや「不愉快な気分が続いて嫌な気気持ちになる」様子などを表す意味合いで使われています。

「うんざり」の類語や言い換え

「うんざり」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

『煩(わず)らわしい』
歓迎できない面倒なことが起こったり、込み入っていて複雑な状態などを表す言葉で、「面倒で気が重い」さまや「できる限り避けたい気持ちを持っている」様子を示す表現になります。

・『面倒(めんど)くさい』
「かかる手間や困難さにより気が進まない」様子を表す言葉で、解決が困難な事柄や、必要以上に手数や時間を要する仕事などを与えられた際にネガティブな気持ちを示す表現になります。

・『辟易(へきえき)』
「どうにもならなくて困ること」「手に負えないこと」などに遭遇した際に使われる言葉で、物事の勢いや難易度におされて、しりごみする様子を表す文言です。

・『鬱陶(うっとう)しい』
「心が沈んで重苦しい気分になる」さまを表す言葉で、気分や気持ちなどが晴れ晴れしていなかったり、悪天候が続いて重苦しい雰囲気を指して使われる表現です。

「うんざり」の類義語

「うんざり」の類義語は以下の通りになります。

・『嫌悪感(けんおかん)』
「人や物などに対して感じる強い不快感」を表す言葉で、苦手な人と関わりたくなかったり、嫌いな物に触れたくないなどという気持ちを示す表現になります。

・『倦怠感(けんたいかん)』
「心身共に疲れてだるい感じ」「物事や関係性などに飽きて興味が持てない感覚」などを表す言葉で、 激しい運動や仕事の後で感じる疲労感や、同じことが長い間続きすぎて飽きてしまう様子などを示しています。

・『マンネリ』
芸術や文学、演劇などにおいて、型にはまった手法や、基本的な様式や態度への強い固執などを表す英単語「mannerism(マンネリズム)」を略した言葉で、「同じことが繰り返されるあまり、独創性や新鮮味がない状態に陥る」さまを表しています。

・『食傷気味(しょくしょうぎみ)』
「同じものを食べ続けて飽きる」様子を表し、転じて「まったく同じような事を見聞きしすぎてうんざりする」さまを示す文言になります。

・『紋切り型(もんきりがた)』
元々は「紋形を切り抜くための型」を意味する言葉でしたが、転じて「決まりきった型」「型どおりで新味のない型」などを指して使われる表現です。

まとめ

今回は「うんざり」という言葉について紹介しました。

「うんざり」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。