この記事では、「お疲れの出ませんように」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「お疲れの出ませんように」の意味
「お疲れの出ませんように」の意味は以下の通りです。
目上の人や年上の人に頑張ってほしいと気持ちを伝える時の丁寧な表現です。
心や体が大変な状況の方に「頑張ってください」と言うと少し無責任な印象を与えます。
「お疲れの出ませんように」を使う方が、心配している気持ちが伝わりやすいのでしょう。
しかし、実際はビジネスの場面ではあまり使われることがないフレーズで、お葬式などで遺族への言葉がけに使うことが多いです。
「お疲れの出ませんように」の言い換え
「お疲れの出ませんように」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
「お疲れの出ませんように」のビジネスでの言い換え
・『ご無理をなさいませんように』
「無理しないでください」という意味です。
「なさいませんように」は「なす」の尊敬語「なさる」を否定している言葉です。
上の立場の人を気遣ったり、いたわる時に使います。
ビジネスでもよく使われています。
・『ご自愛(じあい)ください』
意味は「お体を大切になさってください」です。
「自愛」が自分を大事にすることや自分の健康に気をつけることを意味し、「ください」と丁寧語が続くことで、相手をおもんぱかる時に使います。
「ご無理をなさいませんように」と同じく、ビジネスで使われます。
・『どうぞお気をつけて』
「気をつけて」の丁寧な表現です。
使いまわしがきくフレーズで、「どうぞお気をつけて行ってらっしゃいませ」「どうぞお気をつけてお越しください」「どうぞ体調にはお気をつけください」と使い勝手がよいです。
「お疲れの出ませんように」を使った例文
「お疲れの出ませんように」を使った例文は以下の通りです。
・『ご愁傷さまです。本日はここで失礼いたします。お疲れの出ませんように』
お葬式などの別れ際に、ご挨拶の最後に添えて使います。
お葬式はご遺族が一番悲しみの渦中にあるにもかかわらず、お葬式を行うために一番忙しいため、いたわりの気持ちを表現したい時に使いましょう。
・『お疲れの出ませんよう、どうぞご自愛ください』
取引先や目上の立場の人との別れ際に使います。
また、弔文や弔電にも使うことができます。
・『看病などで大変かと思いますが、どうぞお疲れの出ませんように』
身内が入院したり自宅療養している時に、相手をねぎらう時に使います。
まとめ
今回は「お疲れの出ませんように」について紹介しました。
「お疲れの出ませんように」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。