この記事では、「たくさん」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「たくさん」という言葉の意味
「多い」という意味をもつ形容動詞語幹の「さは(多)」と、「数の多い」さまを示す「やま(山)」を重ねた「さはやま」に「沢」と「山」の文字を当てて、音読した「たくさん」という言葉は、数量や物などがあふれるほど満ちている状態を示す言葉です。
「たくさん」という言葉の1つ目の意味は「数や分量が多いこと」です。
2つ目は「十分である様子」や「それ以上は要らない」さまを示す意味合いで使われています。
「たくさん」のポジティブな言い換え
「たくさん」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『十二分(じゅうにぶん)』
「程度を超えて多い」さまを表す言葉で、満ち足りていて何一つ不足のない状態を指して使われる言葉です。
・『幾多(いくた)』
「数量が多い」さまを表す言葉で、数や量などがとても多いことを表す言葉ですが、時間的に長いことを指す際にもに使われる文言です。
・『豊富(ほうふ)』
「豊かに富んでいる」様子を表し、物質的や経済的に満たされていて豊かな状態である際に使われる言葉です。
・『多様性(たようせい)』
「幅広い種類の性質の異なる群が存在している」さまを表す言葉で、近年では「ダイバーシティ」などと表現されている言葉になります。
「たくさん」の類語や言い換え
「たくさん」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『莫大(ばくだい)』
「数量がきわめて大きい」さまを表す言葉で、程度や量などが非常に大きいさまを表しています。
・『漲(みなぎ)る』
元々は「水の勢いが強くなって満ちあふれる」さまを表す言葉で、転じて「力」や「意志」「若さ」などを対象に使われる表現でもあります。
・『満ち足りる』
「不足がなく十分な」さまを表し、物事や行いなどに対して、十分満足している状態を指して使われています。
・『しこたま』
「数量が非常に多い」さまを表す言葉ですが、俗語として扱われている言葉なので、使用する際には注意が必要になります。
・『ぎょうさん』
「数が大変多い」さまや「行為や言葉などの大げさな」様子を表す言葉で、漢字では「仰山」と表記します。
まとめ
今回は「たくさん」という言葉について紹介しました。
「たくさん」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。