この記事では、「まだ」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「まだ」の意味
「まだ」は形容動詞と副詞としての用法を持つ言葉です。
形容動詞としては、「その時点まで、実現していない様」や「ましな様」、「未熟である様」や「物分かりが悪い様」という意味を表し、『もうすぐ出勤時間だが、まだ朝食を食べ終えていない』などのように用いられています。
そして、副詞としては「その事柄がその時点まで実現していない様」や「期待されるべき状態になっていない様」、「前からの状態がその時まで続いている様」、「残りがある様」、「余地のある様」、「時間や日数が少ししか経っていない様」、「どちらかといえば」などの意味を表します。
『まだ仕事が終わらない』や『まだ機が熟していない』、『まだ雨が降り続いている』など汎用的に使用することができる表現です。
「まだ」の類語や言い換え
「まだ」の類語や言い換えは以下の通りです。
・『未だ(いまだ)』
「今となっても、まだ実現していない様」や「以前のままである様」という意味を表す言葉です。
・『依然(いぜん)』
「もとのままである様」や「前のままである様」という意味を表す言葉です。
・『相変わらず(あいかわらず)』
「以前の状態と変わりなく続けることを表す語」という意味を表す言葉です。
「まだ」の類義語や言い換え
「まだ」の類義語や言い換えは以下の通りです。
・『今になっても』
「現時点で、まだ行われていない様」という意味を表す言葉です。
・『今となっても』
「今になっても」を変化させた表現であり、同じく「現時点で、まだ行われていない様」という意味を表す言葉です。
・『今でも』
「現時点より以前と何も変わらず」、「以前から現時点まで続いている」という意味を表す言葉です。
・『これまで通り』
「今まで」という意味を表す「これまで」と「同じ状態であること」という意味を表す「通り」を組み合わせ、「それまでの状態のままである様」や「これまで継続的に行ってきたことと違いがない様」という意味を表した言い回しです。
・『以前同様』
「そのときよりも前」や「今より前の時点」、「現在から見て近い過去」、「ある状態に達する前の段階」という意味を表す「以前」と、「同じであること」や「ほとんど同じであることやその様」という意味を表す「同様」を組み合わせ、「以前のまま」という意味を表した言い回しです。
まとめ
今回は「まだ」について紹介しました。
「まだ」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせるようにしましょう。