この記事では、「穏やか」と「安らか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「穏やか」とは?
主に環境や気候、人の態度や性格などについて使われることを意味する言葉です。
刺激が少なく静かで落ち着いている様子を表現します。
他にも、極端でなく、人に受け入れられやすいさまを表す際に使用することが可能です。
また、過激でなく、妥当で適切な判断や処理を表します。
「安らか」とは?
主に人の心や表情、死について使われることを意味する言葉です。
心配や苦しみがなく平和である様子を表現します。
例えば、「安らかな眠り」や「安らかな顔つき」などのように使用します。
心や身体がゆったりとしているさまを表す際に使用する言葉です。
不安や痛みがなく、快適に過ごせる状態を表します。
「穏やか」と「安らか」の違い
「穏やか」と「安らか」の違いを、分かりやすく解説します。
「穏やか」と「安らか」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「穏やか」は、静かで落ち着いている様子や、極端でなく温和な様子を表現する言葉です。
人柄や性格だけでなく、天気や景色などの情景にも使用します。
その一方で、「安らか」は、心配や苦しみがなく平和な様子を表現する言葉です。
主に人の表情や心境に使用されます。
「穏やか」の例文
・『彼は穏やかな性格しているので、皆に好かれている』
・『穏やかな気候なので、外にでかけた』
「安らか」の例文
・『彼女は安らかな顔をして、息を引き取った』
・『赤ちゃんは安らかな眠りについている』
まとめ
「穏やか」と「安らか」の違いとして、「穏やか」が生きている人や物事に対して使われることが多く、「安らか」が死んだ人や心の状態に対して使われることが多いという点が挙げられます。
また、「穏やか」は、静かで落ち着いているという程度の感情を表すのに対し、「安らか」は、心配や苦しみがないという強い感情を表すという点でも異なります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
