この記事では、「横ばい」と「弱もちあい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「横ばい」とは?
横ばいは「よこばい」と読みます。
上に上がる、下に下がることがなく、変わらない状況をいいます。
点と点を繋いだ時、ほぼ真っすぐである時に使われています。
ちなみに「横ばい」の「ばい」とは「腹ばいになる、横にのびる」という解釈があります。
遠目で見ても分かるくらい変化がないこと、昨日と変わりがないことが「横ばい」といえるでしょう。
「弱もちあい」とは?
弱もちあいは「よわもちあい」と読みます。
経済用語のひとつで、相場が下がっている状態のまま終わりそうなことを指します。
また上がる気配がなく、現状は安値のまま推移していることをいいます。
ちなみに「もちあい」は「保ちあい」ともいい、変動がない相場をあらわします。
目立った動きのないもの、ほとんど変化せずに安値で動いているものが「弱もちあい」といえるでしょう。
「横ばい」と「弱もちあい」の違い
「横ばい」と「弱もちあい」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも経済分野で使われる表現です。
「横ばい」は目立った上昇と下降がないまま、以前と同じ動きのまま流れていることをあらわします。
棒グラフに例えるのなら、ずっと同じような棒が並んでいるイメージです。
一方で「弱もちあい」は、安値のまま動いている状況をあらわします。
放っておくと下落トレンドになるかもしれない、勢いの弱い銘柄を指します。
「横ばい」の例文
・『ガソリンの値段は、ほぼ横ばいを続けています』
・『景気は昨年と変わらず、横ばいで動いています』
「弱もちあい」の例文
・『市場の動きが鈍く、日経平均株価は弱もちあいのまま終わりました』
・『華やかな話題がなく、こちらの銘柄は弱もちあいで推移しています』
まとめ
「横ばい」と「弱もちあい」の違いをお伝えしました。
経済用語のトレーニングをおこない、言葉のスペシャリストを目指してください。