「スキル」は他の言葉だとどのように言い換えられるのでしょうか。
今回は、「スキル」の類語と言い換えについて解説します。
「スキル」の意味
「スキル」とは、「教育や鍛錬を通じて獲得した能力」を指す言葉です。
学校で学んだり指導者について訓練したりなど後天的な努力によって獲得した能力を指します。
一般的に生まれつき持っていたものではない能力を指す言葉として使うことが多く、生まれつきの資質により向き不向きはありますが努力すれば誰でも習得可能な能力を表す言葉です。
本来は内容や種類を問わず能力と呼べるもの全てを指す言葉ですが、ビジネスの世界ではビジネスに役立つ能力のみを指す意味で使うことが多くどんなに優れたものであってもビジネスの世界で役に立たない能力については「スキル」として評価の対象になりません。
「スキル」の敬語やビジネスでの言い換え
・『アビリティ』
「身についている能力」を意味します。
「スキル」が後天的に習得する能力を指すのに対しこちらは習得の経緯や方法を問わず実際に能力として発揮できるもの全般を指す言葉です。
生まれつきできることやこなせることなども含む身についていて自在に発揮可能な能力を表します。
・『ジョブ』
「職業としての能力」を表します。
個別具体的な能力ではなく特定の職業に関する能力や職業に活かせる能力を表す言葉です。
例えばお客様に対応する対人能力や注文を暗記する記憶力、レジを操作する能力などお店で働く店員として求められる広範囲な能力をひとまとめにして店員の「ジョブ」と表現します。
・『技能』
「目的を達成するために必要なことを見事にこなしてみせる技術的能力」を意味します。
道具を扱ったり機械を操作したりなど技術的な能力を指す言葉です。
目に見えない能力とは異なり材料を加工したり上手に会話をこなしたりなど形として外部に向けて発露できるものを指します。
「スキル」の俗語や簡単な言い替え
・『引き出し』
「普段は見えないが確かに持っている能力や経験」を指す言葉です。
人が持つ能力や経験の豊富さを表す意味で使うことが多く、ある事態に対しいろいろな方法で対応できる能力の多彩さを「引き出しが多い」と表現します。
・『手並み』
「物事に対する技量」を意味します。
ある物事に対する技術的な優秀さを表す言葉です。
他人の技量がどれほどのものか見せてもらうことを「お手並み拝見」といいます。
まとめ
「スキル」はビジネス用語として広く使われるほかゲーム用語としても用いられています。
さまざまな表現に言い換えられる言葉なので憶えておきましょう。
