「なので」と「だから」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「なので」と「だから」の違いとは?言い換え

この記事では、「なので」「だから」の違いを分かりやすく説明していきます。

「なので」とは?

文頭では使えない連語で、断定の助動詞「だ」に接続助詞「ので」が合わさったものを意味する言葉です。

それだけでは意味の通じない言葉である連語なため、文頭では使えません。

基本的に、一文の中でしか使用できず、直前に句読点を打てないということが特徴的だと考えられます。

「だから」とは?

文頭でも使える順接の接続詞で、断定の助動詞「だ」に接続助詞「から」が合わさったものを意味する言葉です。

順接の接続詞でそれ自体が一つの単語なので、直前に句読点を打つことも可能だと考えられます。

また、近年では話し言葉としても使用され、順接の接続詞として使っても問題ないということも言われています。

「なので」と「だから」の違い

「なので」「だから」の違いを、分かりやすく解説します。

「なので」「だから」はどちらも前に述べた事柄を受けてそれを理由として順当に起こる内容を導くことを意味しているという共通点がありますが、本来の意味は異なります。

「なので」は文頭では使えない連語で、断定の助動詞「だ」に接続助詞「ので」が合わさったものです。

その一方で、「だから」は文頭でも使える順接の接続詞で、断定の助動詞「だ」に接続助詞「から」が合わさったものです。

また、「なので」「だから」は敬語表現ではないので、ビジネスシーンではあまり使うべき言葉ではありません。

「なので」の例文

・『私は風邪なので、今日は会社を休みます』
・『明日は雨なので、自転車で出かけるのはやめよう』

「だから」の例文

・『今日は一日中雨だ。だから、傘を持っていかなければならない』
・『彼は非常に優しい人だ。だから、皆から愛されている』

まとめ

「なので」「だから」はどちらも前に述べた事柄を受けてそれを理由として順当に起こる内容を導くことを意味する言葉ですが、使い方に違いがあります。

それぞれの言葉を正しい場面で使用できるように注意しましょう。