この記事では、「会社をたたむ」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「会社をたたむ」という言葉の意味
「たたむ」という言葉は「畳(たたみ)」を折り返して重ねたり、積み重ねたりする様子から付けられた言葉で、ここで指す「畳」とは、畳だけではなく、敷物全般を指す言葉になります。
「表へ出さずに隠す」さまは「胸にたたむ」と表現したり、「広がっているものを閉じる」という意味合いは「傘をたたむ」などという使い方をしています。
「会社をたたむ」という言葉の1つ目の意味は「事業活動を停止する」です。
2つ目は「廃業して会社を消滅させる」ことを意味し、ここで使う「たたむ」は終了させるというニュアンスの強い言葉です。
「会社をたたむ」のポジティブな言い換え
「会社をたたむ」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。
・『看板を下ろす』
元々は「その日の営業を終えて店を閉める」さまを表していた言葉ですが、「営業をやめて廃業すること」や「主張などを取り消すこと」などと言う意味でも使われる文言です。
・『暖簾(のれん)を下ろす』
「その日の営業時間が終了する」ことや「商売をやめる」際に使用される表現で、軒先や店の出入り口などに屋号や店名などを書いてかけておく布である「暖簾」を出したりしまったりすることで、商売の継続を表しています。
・『退陣(たいじん)する』
「軍隊が陣取っていた場所から後方へ退くこと」を意味する言葉で、転じて「人や隊などが陣営から立ち去ること」を示す言葉です。
・『事業を清算する』
「すべての会社の資産や負債などを換金して、株主に分配する手続」を指す言葉で、企業が廃業する際に使用される言葉です。
「会社をたたむ」の類語や言い換え
「会社をたたむ」の類語や言い換えは以下の通りになります。
・『商売をやめる』
「利益を上げる目的で行っていた商いを行わないようにする」ことを意味する表現で、本来であれば続けていくはずだった商売を何らかの理由で実施しないさまを指しています。
・『会社を解散する』
「集まっていた人たちが分かれて散ること」を意味する「解散」は、集会や団体的な行事などが終わり別れることを意味しますので、「会社を解散する」という文言は事業の終了や完了を示しています。
・『引退する』
「現在行っている職業や活動などから身を退くこと」を表す言葉で、スポーツ選手や歌手、俳優などが現役生活を終了させることを意味しています。
まとめ
今回は「会社をたたむ」という言葉について紹介しました。
「会社をたたむ」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。