「空っぽ」とは?言い換えを徹底解釈

「空っぽ」とは?言い換え

この記事では、「空っぽ」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「空っぽ」という言葉の意味

「入れ物の中に何も入っていない」「物がひとつ残らずなくなってしまった」などの意味合いで使われる「空っぽ」という言葉は、特定のものや範囲の中に何も入っていない状態を指します。

また、浅はかな考えの人や真面目に物事を考えようとしない人、馬鹿な人のことなどを指して、ネガティブなニュアンスを含む意味でも使用されることが多い言葉です。

「空っぽ」という言葉の1つ目の意味は「中に何も入っていないこと」です。

2つ目は転じて「ある場所に誰もいない」「内面のない」などという意味合いで使われています。

「空っぽ」のポジティブな言い換え

「空っぽ」という言葉のポジティブな言い換えは以下の通りです。

・『がらがら』
「中が空に近い状態」「非常に空いているさま」を示す言葉で、「声がかすれているさま」「物が崩れたり壊れたりするときの、大きく響く音を表す語句」などの擬音としても使用されています。

・『空洞(くうどう)』
「ほら穴」「洞穴」などを意味する言葉ですが、転じて、形式だけで内容のないことのたとえで使われる「内部がうつろになっていること」を意味する言葉です。

・『がら空き』
「中がらがらに空いていること」を示す言葉で、特定のスペースや場所などがいつもよりも閑散としていて空虚な状態を指しています。

・『気が抜ける』
「緊張感や意欲などがなくなって、ぼんやりする」「拍子ぬけする」などの意味を持つ慣用句ですが、「本来の香りや匂い、味わいなどがなくなってしまう」状態の際にも「炭酸の気が抜ける」などという文章で使われています。

「空っぽ」の類語や言い換え

「空っぽ」の類語や言い換えは以下の通りになります。

・『スカスカ』
「滞りなく事が運ぶさま」「間隔や隙間が空いている様子」を表す言葉で、ある状態や結果などが期待していたほど充実していないことを分かりやすく表した言葉です。

・『がらんどう』
「中に何もはいっていない」「誰もいない」などを示す言葉で、広々としたスペースや場所がらんとしている状態を指します。

寺院において伽藍神を祭ってある堂である「伽藍堂(がらんどう)」の広々とした状態が語源となっています。

・『上の空(うわのそら)』
「他の事に心を奪われてひとつの事に注意がまったく向いていない状態」を指す言葉で、転じて「心が浮ついて落ち着かないさま」を意味します。

・『空虚(くうきょ)』
「心の拠り所が、何もないこと」「実質的な内容や価値のないこと」などを表す言葉で、主にむなしい心持ちや、うつろな感じを表現する心の状態を示す場合に使われています。

まとめ

今回は「空っぽ」という言葉について紹介しました。

「空っぽ」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。